なぜ成年後見人が必要なのか - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:家計・ライフプラン

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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なぜ成年後見人が必要なのか

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ライフプランと家計 成年後見制度
何故、成年後見制度が必要とされているのでしょうか。権利擁護の制度として、それまでの「措置」に基づく父権的保護主義から、「自己決定の尊重」と「ノーマライゼーション」という二つの理念を盛り込み、平成12年4月1日に介護保険制度と同時に導入されました。これは介護・福祉サービスは本人が選択して契約する制度に転換したことによるもので、福祉サービスを利用するには、サービスの種類・量を自分で決め、サービス提供者との契約が必要です。このことは、判断能力が不十分で契約の内容が理解できない、契約通り履行されているかチェックできない人達は従来の措置制度以下のサービスしか受けられない懼れがあります、これが介護保険制度とともに新「成年後見制度」を導入した重要な要素です。
さらに高齢者が「自分らしく生きる」ことを支援するための制度ということがあげられます。判断能力が衰えた場合に備え「自分はこう生活したい」、「このような施設で暮らしたい」、「食事も服装もこうありたい」などの希望を、信頼できる人に託し、その状態になったときに、託された後見人が、被後見人等の財産に基づきその人の暮らしぶりを守るものです。「本人の財産は本人の意思で本人のために使う」が基本原則です。後見人には資格などの要件は必要とされていませんので、親友などの第三者に依頼することも可能です。