ブログ2014年1月―1 - 民事家事・生活トラブル全般 - 専門家プロファイル

村田 英幸
村田法律事務所 弁護士
東京都
弁護士

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ブログ2014年1月―1

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ブログ2014年1月―1

今月(2014年1月)は、保険法、独占禁止法、借地借家法、不動産に関する行政法規、宅地建物取引業法、労働法、金融法、金融商品取引法、電子記録債権法、会社法、会社非訟、知的財産法、商標法、意匠法、不正競争防止法、信託法、破産法、倒産法、土壌汚染対策法、行政法などに関するテーマを中心に、以下のコラムを作りamebro(アメーバ・ブログ)とAllAbout(専門家プロファイル)に掲載しました。


土地区画整理法
今月は、土地区画整理法の条文を読みました。

保険法
今月は、保険法の条文を読みました。


倒産法の読んだ本(その1)
〔体系書〕
•伊藤眞『破産法・民事再生法』有斐閣(2009年6月・2版)
破産法・民事再生法について、最も詳しい基本書。頁数が多いので、辞書として参照。

•山本和彦他『倒産法概説』弘文堂(2010年5月・2版)
倒産法全般の概説書。
倒産実体法・倒産手続法(各種手続)に分けて解説。なお、平成16年改正前の旧破産法が手続規定と実体規定に分けて条文を設けていたので、記述の順序は特に珍しいものではない。

•加藤哲夫『破産法』弘文堂(2012年9月・6版)
破産法プロパーの体系書。

•宗田親彦『破産法概説』慶應大学出版会(2008年11月・新訂4版)
破産法プロパーの体系書。旧破産法との違いがよく分る。

•中島弘雅・佐藤鉄男『現代倒産手続法』有斐閣アルマ(2013年5月)
コンパクトながらも倒産法四法(破産法、民事再生法、会社更生法、特別清算)、私的整理、倒産ADR、国際倒産までカバーする。
内容は簡潔。

•山本和彦『倒産処理法入門』有斐閣(2012年12月・4版)
倒産四法全てを概観した入門書。

•小林秀之『新・破産から民法がみえる―民法の盲点と破産法入門』日本評論社(2006年9月)
民事訴訟法学者が破産法と民法・民事執行法との関係を解説。
私は弁護士になってから読んだが、目からウロコが落ちるような思いがした。

•小林秀之・齋藤善人『破産法(新・論点講義シリーズ3)』弘文堂(2007年6月)
破産法についての論点解説。
私は弁護士になってから読んだ。

〔判例集〕
•伊藤・松下編『倒産判例百選』有斐閣(2013年7月・5版)
旧版と比べて、民事再生の判例を増やしている。
旧版と比べて「倒産と労働関係」「倒産と租税」「私的整理」の章を削っている。

•山本克己・山本和彦・瀬戸英雄編『新破産法の理論と実務』判例タイムズ社(2008年5月)
破産法の論点を実務家・学者が解説。

•『裁判実務大系 破産法』青林書院
旧破産法について、実務家向けの論点に関する解説。
私は弁護士になってから読んだ。

•園尾隆司ほか編『新・裁判実務大系28破産法』青林書院(2007年1月)
実務家向けの論点に関する解説。

・『最高裁判例解説(民事編)』(法曹会)
最高裁調査官による解説。
破産法・会社更生法について、民集登載の最高裁判例は全て読んだ。
私は弁護士になってから読んだ。



行政法の読んだ本
〔基本書〕
•塩野宏『行政法I・II・III』有斐閣(2013年・5版補訂版,2012年10月・4版)
現在の通説的見解である。網羅性に欠ける面があるが考察は深い。元・東大教授。
私は弁護士になってから読んだ。

•原田尚彦『行政法要論』学陽書房(2012年3月・全訂第7版補訂2版)
簡潔な基本書。
私は司法試験合格直後に読んだ。
ただし、当時は、判例および田中説に対して批判する先端的なテキストであった。その後、最高裁判例のほうが、原告適格、処分性について、原田説などの有力説を採用していったという歴史がある。また、義務付け訴訟の創設など、行政事件訴訟法の改正につながった。

•藤田宙靖『行政法総論』青林書院(2013年11月)
元・東北大法学部長。元・最高裁判事(2010年退官)。
行政法総論は行政救済法を含む。
今回の改訂にあたり、藤田は、本書は「今日のわが国の行政法について、(中略)そのような成長の基盤にあったのが何であったのか、そういった成長は法理論的に如何なる意味を持つものであるのか、といったバックグラウンドを理解するための、一つの手掛かりとしての機能を果たし得るかもしれない」としている。
私は司法試験合格直後に読んだ。
ただし、当時は、判例および田中説に対して批判する先端的なテキストであった。

•田中二郎『新版行政法上・中・下』弘文堂(1974年4月-1987年2月)
かつては、行政法で通説といえば、おおむね田中説を指した。
元・東京大学名誉教授、元・最高裁判所判事。
私は司法試験合格直後に、上記のうち『上巻』(行政法総論部分)のみ読んだ。
東京大学学派の「概念法学」を感じた。ただし、田中・元教授が影響を受けたのは、正確に言えば、第二次大戦前のドイツ行政法のようである。
それに対して、第二次大戦後の西ドイツの行政法の影響を受けたのは、原田教授、阿部教授らである。

・阿部泰隆『行政法解釈学I・II』有斐閣(2008年12月,2009年9月)
私は弁護士になってから、読んだ。
かっては、阿部教授は、原田教授と同じように、判例および田中説に対して批判する先端的な学者であった。

•佐藤英善『行政法総論』(絶版)
佐藤英善・元教授は、早稲田大学の当時の教授である。
行政法総論は早稲田大学では必修科目であったので、私は大学生時代に精読した。

•亘理格・北村喜宣編著 『重要判例とともに読み解く 個別行政法』有斐閣(2013年4月)

〔判例集〕
•『行政判例百選I・II』有斐閣(2012年10月,2012年11月・いずれも6版)
収録判例数が250件超。
判例百選は必須である。



・租税法の読んだ本(その1)
〔入門書〕
•金子宏・清永敬次・宮谷俊胤・畠山武道『税法入門(有斐閣新書)』有斐閣(2007年4月・6版)
私は司法試験合格後に読んだ。

•三木義一『よくわかる税法入門-税理士・春香のゼミナール(有斐閣選書)』有斐閣(2010年・5版)
•三木義一『よくわかる税法入門-税理士・春香のゼミナール・2(法人税法編)』有斐閣
前提となる簿記に言及しつつ、税法の論点について、非常に分りやすく書かれている。
私は弁護士になってから読んだ。
「入門書」だからと食わず嫌いせずに、もう少し早く読んでおけばよかったと思わせる良書である。

〔体系書・教科書〕
•金子宏『租税法(法律学講座双書)』弘文堂(2011年4月・16版)
税法すべてを網羅するバイブルと評価されている。
判例と金子説が違う場合、判例に関する記述が簡潔すぎて理解できないことが多々あった。
金子・元教授は膨大な学問的業績を著しているので、金子説を理解したければ、この本だけではなく、金子・元教授の個別の論文集を読むしかない。
私は弁護士になってから読んだが、結局、判例を理解しようとした場合、この本に固執するよりも、他の著者の本で個別に理解したほうが良いと感じた。

・渡辺淑夫『法人税法詳説』
著者は、元・国税庁出身者である。
詳しい記述だが、一部、簿記を理解していないと、理解できない部分がある(例えば、圧縮記帳)。
私は弁護士になってから、筑波大学院のときに、税法の指定テキストであったので、読んだ。


・酒井克彦『裁判例からみる法人税法』
同・『所得税法の論点研究』
池本=酒井克彦『裁判例からみる相続税・贈与税』
いずれも、それぞれの税法について、裁判例と学説を詳しく検討している。
ただし、著者の結論部分が、裁判例の判決文からの引用であることが多いので、注意しながら読む必要がある。
私は弁護士になってから読んだ。

〔判例集〕
•水野忠恒編『租税判例百選』有斐閣(2005年10月・4版)