Tweet
屋根を重くするんですか？・・５
今、時代と共に太陽光発電がめちゃくちゃに売れるようになってきたために・・
そこいらじゅうに太陽光発電屋さんが出来てきました。
それこそ・・
ホームセンターから家電屋さんからショッピングセンターからネット上まで無いところはありません。
毎週新聞にチラシの入らない日はない。
一軒家の住宅ではうんざりするほど飛び込み営業がやってきます。
実は太陽光発電設置する業者は電気会社への電気工事業者登録をしなければなりません。
登録した人にしか売電契約をすることが出来ません。
なので彼らは資格を持った登録をした人達なはずです。
だから電気に関しては安心なはずなのですが・・
実は今・・
ここが問題なんです。
なぜって・・
彼らは電気工事屋さんであって建築工事屋さんではない。
いつも建築工事に来て電気工事を中でやっていたりしていますが・・
それはただ電気工事だけをやっている。
彼らは建物のこと構造のこと屋根のこと防水のことなど何も知りません。
知っている人達と一緒にやればいいのですが、そんなことしたらお金がかかるのでやるわけがない。
そもそも法律上はいなくて問題ない。
新築なら何の問題もありません。
彼らは工務店さんや大工さんや屋根屋さんの下でいっしょに工事をしますので、そちらでちゃんとやってもらえます。
問題なのはやっぱり既設の建物にのせる場合なのです。
瓦やスレートの上にそのままのせて後から割れてきたり・・
無理矢理金物を取り付けて屋根に穴を開けてしまったり・・
それこそ屋根面に防水層も確認せずに釘やボルトを打ってしまったり・・
適当な工事をして・・
日本中の太陽光発電を載せた住宅の屋根を雨漏りだらけにしてしまいました。
まあ、雨漏りですんでれば地震などでぶっ倒れるよりはまだましなのですが・・
今、太陽光発電を載せた住宅屋根の雨漏りが非常に大きな問題になってきています。
工事費が異様に安い所は十分ご注意下さい。
本来は機器の代金だけでは絶対にすむはずがないのですから・・
Atelier繁建築設計事務所ＨＰ
http://ateliershigeru.com
よもやま建築日記～家づくりの現場から～
http://ameblo.jp/ateliershigeru/
