- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
できるだけ多くの人の意見を取り入れる
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集客につながるホームページ
ホームページ作り〜よくある誤解
2008-07-02 09:58
しかし、ホームページにおいて、その様な手法で企画を詰めたり、デザインを詰めたり、運営方法を決めていくと、かなりの確率で失敗します。
2005年以降のインターネットの世界では、総合化よりも専門化の方が、圧倒的に成果を出せる様になっています。
「何でもできます」は「何もできない」に等しく、ネットの世界では評価されません。
逆に、「○○専門です」と言い切った方が、圧倒的に成果を出しやすいのです。
ホテルの結婚式で食べる料理。
決してまずいわけではない。確かにおいしい。
でも、衝撃的な印象を受け、また、プライベートでこの料理を食べに来よう!と考えることは、ほとんどないと思います。
これは、ホテルの宴会料理の基本は、「万人から嫌われないこと」を目指して作られているために、とても無難な味になるからです。
ところが、レストランウエディングでは、結婚式への参加を機会に、また来たい!と思わせる料理を出すところがあります。
これは、嫌われない料理ではなく、一部の限定された人でもいいので、おいしいと思ってくれる料理を出す。という考え方をされているところに多く見られます。
行列のできるラーメン屋さんの多くは、メニューが非常に少ない。
逆に、たくさんのメニューがあるラーメン屋さんで、行列のできるところは非常に少ない。
つまり、何か尖ったところがある方が、その尖った部分を愛する人たちが集まるということです。
万人受けするものは、万人がやってくるのではなく、仕方なくやってきたけれど、クレームにはならないということなのです。
ネットを使って、集客をしたい、販売実績をあげたいと思うなら、多くの人たちの意見を聞いて作り込むのではなく、絞り込まれたターゲットに指示される内容を考え、提供するのです。
絞り込まれた母集団からの意見は、取り入れるべきだと思いますが、幅広い層の意見は、個性を殺す害悪でしかないこともおおいのです。
特に、ホームページ制作については、10人が10人、別々の意見を出したりします。
そうなると、妥協の産物しか生まれず、革新的なものは出てこないのです。
ターゲットを絞り込み、ターゲットにだけウケル内容を考える。
それこそが、成功するホームページ制作の基本になっているのです。
集客につながるホームページ
ネットとセキュリティ〜ウィジット株式会社
岡本興一