- 村田 英幸
- 村田法律事務所 弁護士
- 東京都
- 弁護士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
独占禁止法の読んだ本(その1)
〔体系書〕
村上 政博教授の著作
『独占禁止法 第5版 』村上 政博 (2012/11/30)
村上教授の基本書である。私は弁護士になってから、筑波大学院のときに、精読した。
村上説は、非常に論理的であり、魅力を感じた。ただし、判例・通説との違いに注意をするべき。
村上教授は、司法試験合格後、弁護士、アメリカ留学(LLM)、公正取引委員会の事務局勤務、大学教授などの多彩な経歴を持つ。
『特許・ライセンスの日米比較―特許法と独占禁止法の交錯』 村上 政博、浅見 節子 (2004/2)
『EC競争法―EC独占禁止法』 村上 政博 (2001/5)
『独占禁止法における判審決分析の役割』 村上 政博 (2009/1)
『アメリカ独占禁止法―シカゴ学派の勝利』 村上 政博 (1987/2)
『独占禁止法の日米比較―政策・法制・運用の相違(上・中・下)』 村上 政博 (1991年-1992年)
『独占禁止法研究』 村上 政博 (1997/5)
『独占禁止法研究〈2〉』 村上 政博 (1999/4)
『独占禁止法研究〈3〉』 村上 政博 (2000/6)
『アメリカ経済法―独占禁止法・通商法・知的財産権法の展開』 村上 政博 (1993/2)
『概説独占禁止法』 村上 政博 (1996/9)
『日・米におけるライセンス規制―企業の多国籍化と法』 (NIRA研究叢書) 村上 政博 (1989/1)
いずれも、私は弁護士になってから、おもに筑波大学院のときに、(拾い読みを含めて)読んだ。
また、『アメリカ独占禁止法―アメリカ反トラスト法 (アメリカ法ベーシックス) 』村上 政博 (2002/5) は未読。
なお、独禁法プロパーではないが、『弁護士・役人・学者の仕事―体験的比較職業論』 村上 政博 (1997/3) は、同教授の職業体験として、参考になる。
佐藤一雄『独占禁止法』
私は弁護士になってから、筑波大学院で佐藤教授の講義を受講しながら、読んだ。
文章が、やや難解である。
佐藤・元教授は、公正取引委員会の事務局出身である。
〔入門書・概説書〕
•岸井・向田・和田・内田・稗貫『経済法』有斐閣アルマ(2010/03・第6版)
判例・通説で書かれた入門書。
私は弁護士になってから読んだ。
•厚谷襄児『独占禁止法入門』日経文庫(2005/11・第6版)
私は弁護士になってから読んだ。
•谷原修身『独占禁止法の解説』一橋出版(2006/03・第6版)
「入門書」として手軽かなと思い、読んでみたが、本の作りが独禁法の要旨の採録なので、多少、断片的な知識がついただけであった。
〔判例集〕
•厚谷襄児・稗貫俊文編『独禁法審決・判例百選』有斐閣(2002/03・第6版)
・最高裁判例解説(民事編・刑事編)(法曹会)
最高裁調査官による解説。独禁法に関する最高裁判例は数が少ないので全て読んだ。