こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
「夫が変わるなら、やり直したいと思います」
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ご夫婦の関係をこれからどうしていきたいのかを伺うと、こんな答えが返ってくることは少なくありません。
多くの女性は、「私たち夫婦は幸せではない」と感じると、いかにして夫を変えようか、ということを考えます。
そんなことから「夫が変わるなら」という発想になるのだろうと思います。
でも夫が変わることを条件としているうちは、残念ながらやり直しは難しいです。
妻にとっての「私たち夫婦は幸せでない」というのは、夫から大事にされていないということを意味します。
ですから「夫が変わるなら」というのは
「夫が私を大事にするなら」
ということなんですね。
「変わる」というのは、怖いことなんです。
たとえそれがその人にとって良い変化であっても、やっぱり怖いんです。
変わるためには、その怖れを乗り越えられるような支えやいたわりが必要です。
それにありのままの自分でいることに安心感を持つことが出来なければ、人は変わろうと思うことが出来ません。
夫に安心感を与え、支え、いたわることが出来るのは、妻にほかなりません。
ところが妻は、夫を変えようと一生懸命になってしまったり
「変わらないなら、別れる」
と脅迫じみたことを言ってしまうことが多々あります。
変わるために必要な、支えやいたわり、安心感とは反対のことをしてしまうんですね。
夫にしてみれば、それはありのままの自分にダメ出しされているようなものですし、自分に対して訂正を加えられているようなものですから、とても苦痛なんです。
「変わること」と「苦痛」が結びついてしまっている状態では、苦痛を感じなくても済むように、今のまま変わらないでいることに執着してしまいます。
妻が夫を変えようとしなくても、ありのままの夫を認めようとすれば、夫は妻を大事にするようになっていきます。
ここで褒めておだてるようなことをしてしまう女性もいるのですが、これは逆効果です。
褒めることと認めることを混同してしまっているんですね。
わざとらしく褒めるのは、過大評価してあげているようなもの。
場合によっては
「あなたはまだまだ至らないけれど大目に見てあげるから、早くこの評価に見合うような男性に育ってよね」
と上から言われたように感じて、傷ついた夫が怒り出してしまうこともあります。
妻にとっては、夫の可能性に対する評価かもしれませんが、夫にとっては、今の自分へのダメ出しでしかありません。
夫を認めるために必要なのは、褒め言葉ではなく、感謝のことばです。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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