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２０１０年
須坂から広島 広島から長崎・沖縄・東京・大阪・兵庫
そこから里帰りしたカンナ街道は
２００９年より少し長くなりました
田辺さんと里帰りカンナを植える２００９年春
２００９年暮れ
広島でオリンピック開催のニュースが流れる
今回の東京オリンピックのように盛り上がらなかったが
私には大きな映像が浮かんだ
須坂から広島 広島から日本全国 そして世界へバトンを繋ごう！
オリンピック会場に世界中からの里帰りカンナを咲かせよう！
須坂と広島の子どもたちが想いを馳せ合えたように
世界中の子どもたちのこころがつながり想いを馳せ合えたら
平和の祭典オリンピックが広島で開催される意味があると思った
そんな時 不思議なことが起きた
モンサンミッシェルから友達が帰ってきてお会いした
なんと
モンサンミッシェルと広島の廿日市市が姉妹都市となった
一周年の記念イベントを担当しているという
「お土産が決まらない」
「では カンナは？」
「決まり！カンナにしよう！」
自費での旅になるが
海外に植えようと思ったとたんの申し出ゆえ
出かけることになりました
モンサンミッシェル市長にリレー２０１０年６月
廿日市市にも何度も足を運びカンナを植えました
そんなさなか・・・・
田辺さんが癌で余命一ヶ月の宣告を受ける
ずいぶん迷い考えた
子どもたちに話すことにした
「いつもDVDで知っている田辺さんが癌です」
話す私も 聞く子どもたちも泣いた・・・・・
「手紙を書いてくれたら田辺さん喜ぶと思う」そう言うのが精一杯でした
子どもたちは 手紙だけでなく
寄せ書き 千羽鶴 絵本・・・・
たくさん書いてくれました
それを届けて田辺さんを見舞いました
TV のDVDも田辺さんのもとに届きニュース番組をご覧になりました
それから３週間・・・・・・・
モンサンミッシェルに出かける直前に電話をしました
すると・・・・・奇跡が起きたと・・・・・
そうです
癌が消えたというのです
しかも 電話をした その少し前に医師から報告があったと・・・・
本当に 驚きました
奇跡です
本当に奇跡が起きたのです
田辺さんは 広島の子どもたちに会いたいとおっしゃいました
広島の子どもたちの想いが
優しい想いが
田辺さんからのご恩を知っていた子どもたちが
田辺さんを心から案じて手紙や千羽鶴を作ってくれた
私は 安心してモンサンミッシェルに行く事が出来ました
里帰りカンナ街道２０１０
