早寝早起きを実行すると身体が痩せ体質に変わってゆきます。質の良い眠りは、痩せホルモンといわれる“成長ホルモン”や“セロトニン”を作るからです。
若返りのマスターホルモンと言われている成長ホルモンですが、ダイエットにも有効なホルモンなのです。成長ホルモンが増えることで脂肪が燃焼しやすくなります。また、成長ホルモンはたんぱく質の合成に関わっているので、筋肉量が増え基礎代謝が上がります。
成長ホルモンが分泌するタイミングは、と運動後夜の睡眠時です。
一般的に分泌のゴールデンタイムと言われる、午後10時~午前2時頃に眠ることでこのホルモンが分泌しやすくなります。つまり、早寝は痩せる!・・ということです。
また、人はほぼ24時間サイクルの体内時計を持っています。この生体リズムをサーカディアン・リズムと言います。昼に活動し夜は眠るというリズムでホルモンが分泌されます。夜多くのメラトニンが作られると、それと同量のセロトニンが作られるのです。
つまり「昼の元気は夜の睡眠にかかっている」と言っても過言ではありません。セロトニンの分泌量が多い人は活動的で痩せています。
“モナリザ症候群”の方々はセロトニンの分泌量が少ないと言われています。モナリザ症候群とは、肥満者に多く見られる傾向で、交感神経の働きが低下している状態を指します。夜型の生活が長く続くなど、不規則な生活を続けていると交感神経の働きが鈍くなります。基礎代謝が低下し、エネルギーを節約するモードにスイッチが入っている時間が長くなり、体脂肪を溜めやすい体質になることで、太りやすくなるのです。モナリザ症候群になってしまうと、平均的な食事量なのに肥満になるなんて人生の大損ですよね。
しかし当たり前のことですが、寝過ぎはだめです。寝すぎると頭がボーッとして逆に身体がだるくなります。また寝ている間の代謝は、生命維持に必要な基礎代謝より、さらに低くなっています。寝ている間のエネルギー消費はとても低いのです。
以前、成功者は朝5時に起きる・・という本が出版されていました。朝起きて、勉強や1日のスケジューリング等をおこないます。確かにとても効率が良く健康的な時間配分だと思います。またベストセラー作家の方は、夜9時頃に寝て夜中の3時頃から午前中までを執筆時間にあて、午後はのんびり過ごす方が多いと聞いたことがあります。このような人生を送れたら幸せですね!
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