すべての人が幸せになる権利があるものです。
では、何が私たちを幸せにしてくれるのか、
そもそも何かが私たちを幸せにしてくれる、という
コンセプトが合っているか、幸せの定義って何だっけ・・・。
なんて考え始めると、混乱とまでいかなくても、
考えるところはたくさん出てきます。
あなたにとって幸せとは、いったいどういうものか
普段から意識していますか?
幸せをもたらしてくれるものとは?
何が自分を幸せにしてくれるのでしょう?
また、幸せとは、何?
幸せについては、ドイツ時代に一緒に仕事をしていた
アレキサンドラ・ワトソンが本を書いていて、彼女の
言うことに私も賛同しています。
それは、何か(誰か)が私たちを幸せにしてくれると
思っていること自体が、間違っている、というものです。
その間違ったコンセプトが、長いこと不幸せの原因に
なっているのです。
とくに女性は、幸せにしてもらう、というような受身の
考え方が何世紀もの間、一般的でした。
今は考え方も多様化してきましたけれど、多くの女性の
意識のどこかに、そんなコンセプトが根付いています。
たとえば、大きなものでは彼(恋人、夫)がいれば
幸せになれる、というもの。
もちろん、ロマンスはどんな人にとっても必要なもので大切。
あれば、幸せの要素として大きく貢献します。
じゃあ、ロマンスがお休みの時期の場合には
人は幸せじゃないかというと、それも成り立ちません。
それから、キャリアやきれいな外見があれば幸せになれる、
というもの。
キャリアが素晴らしくても、幸せじゃない人はいます。
別にキャリアがなくても幸せな人はたくさんいます。
特別美人じゃなくたって、きれいで高価な洋服を着ていなくたって
幸せで輝いている人はいます。美人なのになんだかマイナスの
オーラを出している人だっています。
さらに。日本で特に突出していると私が思うのは、
おいしいものやスイーツで幸せになれる、なんていう
錯覚さえ起きそうなほど、食べ物にフォーカスが行っていること。
メディアやその手の情報誌の多さは、世界を見ても
こんなのは、本当に見当たらない。いったい、日本は
どうしちゃったの?とびっくりするほどです。
食べ物は、確かにおいしいし楽しいもので、一時的に私たちに
「何か」をもたらしてくれるけれど、それは私たちの本当の
精神的な部分での幸せをもたらしてくれるものではありません。
ショッピングに至っては、買うことが目的で、本当に
必要でなかったりもします。買っても一度も使わないもの、
着ない洋服、買ったのにすっかり忘れてた、なんていう経験、
あなたにもあるはずです。
違うところを見ていると、本当の幸せが見えてこなくなるのが
怖いところ。
あなたの幸せへの鍵は、もっと自分の中の本質的な部分に
あるはず。
幸せをもたらしてくれるもの、いったい自分を誰が幸せに
するのか、考えてみると、私たちの持っている思い込みというか
とても興味深いものが出てきます。
ときに、じっくり見つめてみることをお勧めします。
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このコラムの執筆専門家

- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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