我が子を自分の手で救えるという有難み

三日前、７歳の娘である花音の調子が悪そうだったので、これは夜に熱が出てくるかもな～と思っていたら案の定発熱。

松井式で学んだ熱が出た時の対処法を行って、ひとまず落ち着いて眠りだしたので一安心。

翌日になったら、だいぶ落ち着いていたので、他の子にうつしたら申し訳ないので一日お休みにさせて頂きました。

その翌日である一昨日の夜のこと。

眠っていた私を呼び起こしたのは、横で眠っている娘の「パパ…。」という苦しそうな声。

「どうしたの！？」

ビックリして起きると、「息がしにくくて苦しい…。」と悲痛な声。

「どこか痛い？」

と聞くと首を振る花音。

「呼吸がしにくいだけ？」

コクンと頷いた上に呼吸の音がおかしいわけでもなかったので、それなら…と呼吸が苦しい時に行う松井式の施術を始めました。

施術をしている間も苦しそうに目を潤ませていたのですが、こんな時に親として胸が苦しくなります。

変わってあげたいけど変われない。

これはどんな親でも同じ思いになるのではないでしょうか。

呼吸が荒かったので過呼吸にならないように落ち着かせて深呼吸をさせ、呼吸を整える松井式の施術も行います。

少し経ったら落ち着いてきて「お水が飲みたい。」と言ったので一安心。

「枕で寝る？」

「ううん、パパのお膝がいい。」

と、私の膝の上に乗せながら、施術を行っていました。

スースーと眠りに落ちたので、私も横になりながら施術をしていたところ、今度は「お腹が痛い。」と起きてきたので、松井式のお腹の施術。

触診しても異常は感じなかったので、昨日の風邪の残りだな～と施術をしていたら、また眠ってしまいました。

翌日には、少しこもっていた熱も無くなって、昨夜が嘘のように元気になっていました。

花音のウルウルした目からは、「パパ苦しいよ。助けて…。」という言葉が伝わってきていたのですが…。

松井式の施術を学んでいて本当に良かったと思うんです。

おそらく昔の私なら慌てて救急車を呼んでいたと思います。

松井先生から施術を学んだ後は、小児科に行くことも滅多にありませんし、親も子供も薬に頼ることもありません。

今では松井式の講師をさせて頂いている私ですが、宣伝云々ではなく、多くの親御さんにこそ学んで頂きたい…と心から思うんです。

子供の病の原因が親にあることもありますし、親御さん自身の心が変わっていけば家庭の雰囲気も変わってきます。

子供から頼られる親になって、自らで家族の急変にも多少なりとも対応出来るようになれば、オロオロと慌てることも少なくなります。

必要の無い薬や、必要の無い注射、必要の無い手術で、余計に体を痛めつけていることが多い医療の現状。

そのことを知って、我が子に伝えていくことも親の役目なのではないかと思います。

体も心も本当は凄くシンプルなこと。

それを複雑にしているのは自分自身であり、利益を貪る誰かに盲目にされてしまっているだけなんです。

一つ一つの施術を覚えていくのは経験も必要なので、ある程度の時間はかかるかもしれませんが、それこそ一生モノの技術だと思います。

松井先生が残した技術と想い。

有り難く感じながら、技術だけではなく心も伝えていける自分でありたいと思います。

多くの親と、その子供達が心身共に健康であるように心から願っております。