ベビーカー論争。
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今朝、NHKのあさイチはベビーカー論争をテーマにしていました。
「電車やバスの中でベビーカーをたたむこともしないで
子供の様子を見るでもなくスマホに集中している」等に対しての
厳しい意見は、子育てを終えた後の40~50代の女性からかなり多いとのこと!
びっくりです。
その方たちは「自分たちの時代はベビーカーは畳むようにとしつけられていた」らしいです。
ちなみにわたくしは上記の方々と世代は一緒ですが、かなりな晩婚晩産だったため、
「ベビーカーをたたまなければいけない」と言う時代よりは後だったのでしょうね。
知らずに大っぴらに広げたまま乗っていました(笑)。
…そういえば!子供を連れて電車に乗っていたころ、
40代くらいの女性に突然叱られたことがありました。
「子供がいるからって偉そうにしてるんじゃねえよ!」
怖かったです。(笑)何をどんな風にエラそうにしていたのか自分ではわからず、
(その頃スマホもないし携帯は電車では使えなかったしね。)
結局その人は自分が独身でヤキモチをやいているのかしら?と思って忘れてしまいましたが
いや~。こんなにも世間が電車の中でのベビーカーに風当たりが強いなんて…!今更びっくり。
「子供がいればかばってもらえるのが当たり前だと思うのは間違いだ」とか
「『すみません、子供がいるので気を遣ってもらえますか』と、親がまず言うべきではないか?」とか
なかなか世間のみなさんすごい風当たりが強いので
ホント、びっくりしました!
子供を連れて出かけるというだけで恐るべし疲労感だし、
ましてやスペースとっているというだけで申し訳なくて、
人に声なんかかけられない気分だったことを思い出します。
ベビーカーを持って階段を上がる前の、あの覚悟と集中は、「助けてほしい」などと言ったら
自分がまずはまいっちゃう感じなので、他人を頼るどころではなく「自分との闘い」という感じ…。
それこそ上記の「子供がいるからって甘えるんじゃねえよ」と言われそうで怖いですしね。
車いすの人もベビーカーを使う人も
「自分の楽しみのために外出するのはおかしい」みたいな論調、
それこそおかしいですよねえ?
特に若いお母さんは、自分が望んで計画して出産したのならいいですけど、そうじゃなくて
たまたま妊娠したから産んじゃったのだとしたら、子供よりもスマホに集中しがちになるのは
ある意味「成り行き」でしょうし、
でもだからこそ、周囲が「こうするべき」を振りかざしたところで
うまく行くものでもないような気がしませんか?
むしろ、私自身の子育てで感じた体験は、
自分が疲れ果てて混乱している時に本当によく周囲の方が声を掛けてくださり、
いろいろな局面でさっと手伝ってくださる方が多く
世の中って本当にありがたいんだなあ!とつくづく感じていたんです。
結婚して子供を持ってみて、初めて分かった周囲の優しさ。
そのことをわかったのだから、こんな私も少しは優しくなりたいな、と思いました。
確かに行きずりの人に声掛けするのってプレッシャーがありますが、
少しでも気づかいしたいな、とつくづく思いました。
★★★
湯田佐恵子
相談室リアルラブ
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