- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
「相手の言う事を素直に受け入れると、なんだか負けのような気がするんですよね。」
と、先日、若い友人が、ちょっとため息交じりに言いました。
相手の意見やアドバイスを受ける事って、とても大切だと言うことは分かるのですが、素直に受け入れると今までの自分が否定されたような、いえ、自分で自分を否定しているような気分になるそうです。
だから、相手の言う事に理があるなとか、そうだよな~とわかってはいても、なんだか意固地になってしまうようです。
自分が、相手のアドバイスを受け入れられないときと同様に、自分がアドバイスをしたときに、相手が受け入れてくれないときもあります。
実は、これらには共通のある意識が存在します。
それは、どちらのケースも、「尊重」が欠けるときです。
自分が受け入れられないときは、「自分が尊重されていないと感じるとき」です。自分の過去の経験、積み重ねてきたもの、知識、立場などが否定されてしまうような気持ちになったときです。
自分で勝手にそう思い込んでしまうときもあるのですが、相手の言い方でそう思いたくなるケースが多いようです。
これは、自分がアドバイスをするときに相手が受け入れてくれないケースで考えると良くわかります。
自分の経験ですが、以前、同僚に対して言ったアドバイスを相手が受け入れてくれなかったことがあります。自分は「相手の為を想って」言ったつもりなのですが、相手の過去、経験、知識、立場などを「心から尊重」していたのでしょうか?今想えば、なんだか「専門家の自分」「よく知っている自分」「上から目線の自分」がそこにいたような気がします。
自分が素直になれる時って、自分のことを「尊重」して下さる方に言われたときです。相手が目上の方であろうと、若い後輩であろうと関係はありません。
尊重してくれていないときは、人は防衛反応が働きます。時には(私のように)反撃モードに入ります。そこには勝ち負けの意識しかありません。
でも、改めて「相手軸」を考えてみるとどうでしょう?
自分自身は、相手が反論やアドバイスをして下さったときに、相手の気持ちをどこまで考えていたでしょう?
確かに相手の言い方には凄く影響を受けます。しかし、それは「言い方」です。「=相手の本音、気持ち」とは限りません。相手の伝達力のせいにしているのは、自分の気持ちなのです。
相手の自分への気持ちを「善意」に受け取ることが出来れば、たとえ批判や皮肉に聞こえても、それを受け入れることが出来るのです。
では、そのような気持ちを会得するにはどの様にすれば良いのでしょうか?
それは、コーチ同士のコーチングにヒントがありそうです。
それについてはまた明日。
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