経費の申請は良心との戦い? - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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経費の申請は良心との戦い?

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ニュース快説
ガソリン税に端を発し、現在、国会で「道路特定財源」の問題が
論議されている中、この財源を原資とする公務員のタクシーチケ
ット使用に関する驚くべき事例が、注目を集めています。

何と、一人で使った年間の総額が500万円。毎日、タクシーを
使っても、尚、お釣りがくるほどの金額です。

一般企業の感覚では、考えられない予算管理でしょう。

私も企業在籍時、総務の責任者として、経理に回る前の申請書を
チェックしていましたが、もし、こんな精算書が回ってきたら、
驚くより前に、本人と上司を呼び出し、とりあえず、事情聴取を
した上で、何らかの処分と今後の対応策について、会社側に提言
していく事になるでしょう。

自ら稼ぎだしたお金でないだけに、彼ら(行政=霞が関)の管理
体制(感覚)は、ルーズ極まりなく、ほとんど崩壊していますね。

経費とは、もちろん個人の所得ではなく、会社の仕事上、必要な
支出として(普通は予算として)枠が決められ、適正なチェック
体制の下で、使われるのが本筋でしょう。

しかし、時として、仕事と私用の境界線が、曖昧なケースも出て
くる事があります。

私の在職中は、そういった現場判断については、基本的に所属長
の裁量に任せ、その中でも、何かしらの問題を感じた場合は、
まず、所属長の判断理由と考え方を検証(聞き取り調査)をした
上で、是正を図っていったものです。

ルールの運用は、やはり「人間ありき」なので、しゃくし定規な
視点によるチェックの段階と、責任者の決裁段階では、その重さ
は違ってくるだろうし、そういうレベルチェックがあって初めて
組織の活性化が図れるのではないかと考えています。

現場の申請者についても、例え諸所の不満が会社にあったとして
も、経費申請の改ざん等には、手を染めてほしくないものです。

「お金」とは、怖い生き物です。

皆さんも、日々の精算業務で「これは経費?」「これは自腹?」
と、悩まれる事も多いと思いますが、堂々と会社に主張を述べて
いくためにも、経費の精算は、公明正大を常に良としましょう。