「相手軸な話」㊱相手軸に立って最強メンバーを選ぶ・その1 - 各種の人材育成 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

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「相手軸な話」㊱相手軸に立って最強メンバーを選ぶ・その1

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「俺の仕事は、お前をリーダーに選んだところで終わりだ。後はお前に任せる!」

今日明日は、ある年のG8サミットの時に、あるメーカーが、サミットの日本技術展示チームとして4名のメンバーを派遣したときのエピソードをご紹介します。

元々は、このイベントへの技術者派遣プランでは、20人の各種専門家を送り込む予定でした。しかし、直前になってサミットの警備の都合上1社に付4名と規制されてしまったのです。そこで、その4名をどうしようか・・・と大騒ぎになっているときに冒頭の様に上司に言われたのが、リーダーに選ばれたAさんでした。
誤解の無いように補足しますが、この上司は無責任な見地で仕事を丸投げしたのではありません。最初の20人には入っていた総責任者です。しかし、4人となると、現場で手を動かせる技術者の最強チームを組む必要があります。この上司は、それならば自分では無く、このAさんに任せた方が良い、そしてAさんが考える最強チームを自分で選定させた方が良いと考えたのです。相当腹の据わった大人物です。

チームメンバーの選定を任されたAさんは、考えました。
一人目である自分が選ばれた理由は、展示会場でトラブルが起こったときに、展示物の全体構造を理解していて、しかも手を動かして対応出来る。人前で話も出来る(つまり広報)、そしてメンバーをマネジメント出来る。
そしてもう一つ。メンバーの特性を理解し最強チームを構成する力がある、そう言う事を期待されたんだなと思いました。

このサミットでの展示会は、各社が自社の技術を披露しながら技術大国日本を世界にアピールする大切な場です。動かなくなったりするトラブルはあってはなりません。その為、万が一の時でもすぐに復旧出来るメンバーが必要だったのです。
なので、最初は20名の大所帯・・・・しかし、それがたった4名に絞られてしまったのです。
もちろん各社とも大騒ぎになっていました。

さて、じっくり考えたAさんは、3名のエンジニアを選びました。
最初は、ある最新技術部分の専門家。Aさん自身もその新技術には詳しいものの、完全では無い。なのでエキスパートを選びました。二人目は、展示するシステムを動かす心臓部分の専門家。ここが動かなくなれば全てが終わります。なので、いざというときは分解して組み建て直すことの出来る、この心臓部分の専門家を選びました。

そして、最後のひとり・・・・Aさんが選んだのは、自分よりも先輩のベテランの職人エンジニア。何が起こっても動じない、何とかするから俺に任せろ!と言うタイプを選んだのです。
まさしく、勇者と魔法使いと賢者と、そして商人?の組合せです。

ちなみに・・・・この4名。偶然ですが、全員が血液型O型。チームワークが心配です(笑)
果たしてサミット当日、彼らはミッションをクリアー出来たのでしょうか?

続きはまた明日。


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