- 福本 陽一
- 住宅設備専門店 愛住まいる 取締役 水まわり設備アドバイザー
- 群馬県
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
システムバス(ユニットバス)を選ぶ時に、最もこだわりたいポイントのひとつに「断熱性能」があります。
例え、住宅自体の断熱性能が高くても、断熱仕様になっていないシステムバスだと、冬場はお湯がすぐに冷めてしまいますし、洗い場もとても寒くなります。
私の持論としては、住宅自体の断熱性能とは別に、システムバスの断熱性にもこだわるべきだと思います。
さて、システムバスの断熱には以下の2種類があります。
【保温浴槽】
浴槽自体を断熱材で覆い、お湯を冷めにくくした仕様です。
TOTOの「魔法びん浴槽」が有名ですね。
冬場でも4時間後の湯温低下がわずか2.5度程なので、追炊きの光熱費を大幅に節約することができます。
【浴室全体断熱】
その名の通り、バスルーム全体を断熱材で覆い、洗い場の暖かさも保つ仕様です。
今回注目するのは、このバスルーム全体の保温(浴室全体断熱)です。
浴室断熱仕様のシステムバスにしておけば、冬場のヒートショックも防げますし、浴室暖房機を設置している場合には、その電気代を節約する効果もあります。
では、どのメーカーが一番「浴室断熱」に力を入れているのか?
私の独自の調査では、ずばり「クリナップ」でした。
「クリナップのユニットバスって有名なの?」と思う方もいるかと思います。
確かに、システムバスで有名なTOTOやLIXIL(旧INAX)と比べて、クリナップのシステムバスはあまり有名ではありませんが、実は非常に魅力的なシステムバスを作っています。
断熱性に力を入れることで、他メーカーとの差別化も図っているようです。
クリナップの浴室断熱性能が高い理由として、以下の点が挙げられます。
ポイント1:断熱材が一番厚い
浴室を覆う断熱材の厚みまでカタログに記載しているメーカーは少ないのですが、私が独自に各メーカーの営業マンに確認した結果、クリナップの断熱材が一番厚いことがわかりました。
ちなみに、クリナップのカタログには厚みがしっかり記載されています。(自信があるからだと思います)
ポイント2:浴室断熱が全機種で標準装備
TOTOやLIXIL(リクシル)では、上位機種にあたるシステムバスには「浴室断熱」が標準装備されているのですが、価格設定が安いシリーズは「浴室断熱」が標準では付いておらず、オプション扱いになっています。
しかしクリナップは、上位機種である「アクリアバス」はもちろんのこと、お求めやすい価格設定の「はいろ」にも「浴室断熱」が標準仕様となっています。
冬の寒い洗い場が苦手な方は、是非この浴室全体保温に注目して、システムバス(ユニットバス)のプランニングをしてみて下さい。
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