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閲覧数順 2024年04月24日更新

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私たちは驚くほど、働く自分たちを守ってくれる法律や制度のことを知らない。

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キャリアカウンセラーの勉強をしていくなかで、非常に驚いたことがあります。

仕事をする時の、雇用される側と雇用する側の取り決め、
法律や制度に関して、自分が驚くほど何もしらない、ということです。

私はとはいえ、その時点で完全な「素人」ではありません。
求人広告を扱ってきた期間も長かったので、職業安定法であったり労働条件に関しては、
一般の方よりも素養はあったはずです。

それでも、いざ自分の身に何かトラブルが降りかかった際に
みずからの身を助ける法的な知識、あるいは金銭面での知識については、
全くといっていいほど曖昧な知識しかもっていないのです。

突然解雇通告をされたらどうすればよいのか?
雇用主が社会保険料を支払っていなかった時には?
ミスをしたとき、会社に罰金を支払えって言われたら?
精神的にキツイ状態になったとしたらどうしたらいい?

実は我々は、
正社員であっても非正規であったとしても、
自分たちが思っているよりもずっと、さまざまな制度によって守られているのです。

そして、それらの知識については、経営者であったり人事担当者であったりといった人々も、
実は驚くほど知らないことが多い。
中には悪意で隠している人もいるかもしれませんが、
ほとんどの場合、ただ知らないだけだったりするのです。

本来は、高校や大学でしっかりと教えられるべきことのはず。
でも、高度成長期以来、「知らないでも大丈夫だった」期間がとても長かったために、
働く側も雇う側も、
そうはいかなくなってしまっているのに、そのままの状態でいる。

せめて
「いや、それってまずいんと違う?」「確か、何か補助してもらえる仕組みがあったはず」
といった勘があれば、専門家や役所などに相談にいかなければ、と思えるはずなのに。

今回の稼げる資格では、
「働くアナタのヤバい!を守る レスキューBOOK 2013年版」
という付録をつけました。
誌面に限りがあるので、あくまでアウトラインですが、それだけでも価値はあるはず、と。
(社会保険労務士や弁護士の方など、現役の専門家の方にお手伝いいただきました)

稼げる資格2013年上半期版/リクルートホールディングス
¥500Amazon.co.jp

最後は宣伝ですが、とはいえ、
労働に関する法律や制度というのは
自分たちがしっかりと仕事をしていく上での「基盤」です。

真剣に、みんながもっと常識として知っておくべきことだと思っています。
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カテゴリ このコラムの執筆専門家

(キャリアカウンセラー)
『稼げる資格』 資格専門誌『稼げる資格』編集長

働く個人の側に立ち、資格や学びを活用したキャリアづくりを提案

編集長を務める資格や大学院の専門誌をはじめ、就職、転職、U・Iターン、進学とこれまで一貫して個人のキャリアを提案するメディアを作ってきました。これまで取り扱ってきた3000人以上にのぼるライフヒストリーを元に、リアリティのある情報を提供します。

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