子のいない叔母の介護について
私の大叔母(私の父の母の妹)のことでお伺いします。
大叔母には子どもはなく、夫とは死別しています。
遠方で一人で暮らしており、痴呆の症状が現れているため、
月に2度ほど、私の両親が大叔母の家に行き、片付けや
買出し、病院への付き添い等をしている状態です。
大叔母には、亡くなった父の母以外に存命の姉妹がいますが、
実際に体を動かして世話をしているのは私の両親のみです。
父は、他の親戚の手前、めだったことはしたくないようで、
大叔母の財産保全のため、行政書士?さんや司法書士?さんに
成年後見人を依頼しようかと検討していました。
ところが、この年明け以降、急に痴呆の症状が進み、
法律行為がとれるか不安になってきていたところ、
知り合いから、大叔母と父との養子縁組を提案されました。
大叔母が死んだ後の相続については、
私の両親は期待していません。
ただ、身銭を切って介護を続けるのは厳しく、
大叔母の預貯金で特養や、金額で折り合いがつけば
有料老人ホームへ入居手続きをとりたいと考えています。
もし預貯金で足りなければ、
大叔母が住んでいる家と土地の処分も検討しています。
言葉は悪いですが、大叔母を見捨てるのは後ろめたく、
かといって今以上に、両親が大叔母の介護にあたるには、
時間的にも経済的にも負担が大きすぎるのです。
こういうような場合、どういうやり方がいちばんスムーズで、
費用や手続きの期間がかからず、
両親の意向がかなうのでしょうか?
また、成年後見人制度や養子縁組をした際の、
メリット・デメリット等ご教授いただければと思います。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
杜松さん ( 静岡県 / 女性 / 29歳 ) | 2009/02/20 13:18
法定後見の申立をお勧めします
杜松 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピー の吉野充巨です
ご質問の内容から判断し、お父様を法定後見人候補として申立を行うようお勧めします。
成年後見制度は介護保険と同時に施行され、夫々は車の両輪です。
デメリットは、通常最後まで見取る長期の期間後見人執務を続ける必要があります。でも、現在既に後見人的な活動をされていますから、より立場が明確になるだけです。
メリットは叔母様の資産を叔母様のために使用できる権限が与えられます。また、様々な手続きも叔母様に代わって行うことが出来ます。
私のHPに成年後見制度の説明と私が執務した内容を後見人日誌として掲載しています。
宜しければご一読下さい。
成年後見制度について
http://www.officemyfp.com/seinekouken-1.htm
成年後見人日誌
http://www.officemyfp.com/koukennisshi-1.html
また、制度の詳細は最高裁のページも参照下さい。
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/koken/koken_qa.html
また、私が属する成年後見に関する活動は此方のHPでご確認下さい。
http://www.shimin-kouken.net/
本件で、ご必要があれば電話又は面談のご相談に与ります。