吉武 利恵
ヨシタケ リエグループ
プレゼンテーション 45 ~3つのビジュアル~
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あなたはプレゼンテーションが上手くなりたいですか?
「プレゼンテーションのコツ」の一つが相手の五感を刺激することです。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感を最大限に活用して、プレゼンテーションに幅や深さをプラスしませんか?
今回は視覚に焦点をあてた「3つのビジュアル」をご紹介します。
「プレゼンテーション16」で既にお伝えした「優位な感覚に合わせた資料のビジュアル」にプラスして欲しい内容です。
プレゼンテーションを最大限に演出するには、スピーチにプラスして、五感を刺激するツールを有効活用しましょう。
写真やイラストを用いたビジュアルを資料に追加することで、さらに具体的なイメージを相手にもってもらうことができます。
◆ 3つのビジュアル ◆
1. 何が映っている写真か? or 何が描かれているイラストか?
過去の状態、現在の状態、未来(理想、あるべき姿)の状態など、メッセージに合ったものを選びましょう。
2. どんな質感(テクスチャー)か?
つるつるした光沢感や高級感があるもの、ザラザラした質感のあるもの、ふわふわした柔らかさを感じるものなど、質感の印象も五感を刺激します。
3. どんな色や色調か?
暖かい色、冷たい色、堅い色、綺麗な色など、メッセージに合った色や色調で装飾しましょう。色調に関しては次回以降ご紹介します。
写真やイラスト、質感、色調の3つと、言葉(メッセージ)がマッチして、相手の五感を刺激することができる一つのメッセージになります。
これは、現代絵画の技法の一つのコラージュの応用です。
コラージュとは、フランス語の糊付けを意味し、雑誌や新聞、写真などを切り抜き、糊で張り付けて作成する技法です。
ファッション業界で作品のイメージを伝えるためのツールとして利用したり、心理セラピーでは絵画セラピーの一つとしても使われています。
言葉で伝えにくいものを、写真やイラストを用いて、さらに言葉を組み合わせることで相手に伝えていきます。
・資料作成の前に、3つのビジュアルを決めてから作成に取り掛かると、今までと何が変わりそうですか?
「プレゼンテーション」のコラム
プレゼンテーション 100 ~興味をもってもらう3つの切り口~(2013/08/05 13:08)
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