川井 太郎(メディカルボディチューナー)- コラム「女性の方が、腰痛になりやすい!?」 - 専門家プロファイル

川井 太郎
身体の歪みを改整してナチュラルヘルスケア&アンチエイジング!

川井 太郎

カワイ タロウ
( 東京都 / メディカルボディチューナー )
川井筋系帯療法治療センター 院長
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女性の方が、腰痛になりやすい!?

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プロが教える腰痛改善法 2016-12-14 21:48

当院に腰痛で通院される人は、

どちらかというと、女性のほうが多いです。

 

なぜだと思いますか??

 

1.体の構造違いによる理由

もともと男性と女性とでは、体の構造に違いがあります。

腰痛に関していえば、

骨盤と筋肉のつき方の違いが差になって現われます。

まず、骨盤についてですが、

男性はどちらかといえば縦長型、女性は横長型です。

 

骨盤は、左右の寛骨(腸骨)と真ん中の仙骨という3枚の骨でできていて、

男性は、この3枚の骨のつなぎ目(仙腸関節)が比較的しっかりつながっています。

これに対して女性の骨盤は、出産を予定したつくりになっています。

赤ちゃんが出やすいように、骨盤下の開口部は大きく、股関節も

男性より幅広い位置に付いています。

出産時には、仙腸関節の部分がゆるんで開口部をさらに大きくすることができます。

ゆるみは産後少しずつ元に戻りますが、

戻りが悪かったり、ズレてしまったりしていると、

腰痛(仙腸関節部痛)の原因になります。

これが産後の腰痛の最も多いケースです。

このように女性の骨盤は、ホルモンの分泌でつなぎ目がゆるみやすく、

縦方向の衝撃に弱いので、骨盤全体のゆがみ(骨盤の傾斜やねじれ、ズレ)が

生じやすいのです。

 

また、筋肉のつき方も、男性と比べると、全体的に細く少ないので、

体を力強く支えたり、持続的に支えたりするのはしにくいといえます。

にもかかわらず、骨盤が横長型になっているため肋骨下部から骨盤までが、

縦長型の男性に比べて長く、筋肉が支えなければならない範囲も大きいのです。

そのため男性に比べ、腰回りの筋肉を痛めやすい構造になっているといえます。

*参考コラム:腰痛で一番多い、筋筋膜性腰痛(腰部筋肉痛)

 

 

2.ライフスタイルの違いによる理由

では、ライフスタイルから比べてみてはどうでしょうか。

男性のほうが重いものを持つなど力仕事も多く、趣味のスポーツにしても

激しいスポーツやゴルフなど腰に負担がかかるものが多いので、

男性のほうが腰痛が多いようなイメージもありますね。

しかし男性は、もともとしっかりした骨盤をもち、筋肉量も多く、

骨格的に頑丈にできているので、多少の無理がかかっても

腰痛は出にくいといえます。

一方、女性はどうかというと、前述したように

妊娠・出産・子育てという大きなライフイベントが、腰痛になりやすい大きな要因になります。

もともと周期的なホルモン分泌によって骨盤のゆがみが出やすく、

妊娠してお腹の赤ちゃんが成長するにつれて骨盤が広がるので、

骨盤のゆがみがさらに大きくなります。

大きく前に張り出した重たいお腹を腰で支えるため、

骨盤が前傾して腰を反った姿勢(反り腰)になりやすく、腰回りの筋肉を痛めたり、

骨盤後の仙腸関節に負担がかかり、ズレて痛みが出やすくなります。

出産後もゆるんだ骨盤の戻りが悪いと産後の腰痛に悩まされることになります。

 

その後の子育てでも、小さなお子さんを抱っこしたり、横向きで添い寝したり、

腰に負担のかかる動作や体勢をとらざるを得ないことがたくさんあるのです。

 

また台所での炊事も意外に腰に負担をかけています。

微妙な角度で体を前傾させてする作業が多く、

その姿勢を支える腰から背中の筋肉に負担がかかります。

 

洗濯物干しの屈んで下から洗濯物を取り出し、次に腰を反らしながら体を伸ばして干すという動作も

腰への負担が大きいといえます。

しかも1回で済むわけはなく、何回も同じ動作を繰り返さなければならないのですから相当です。

前屈みになって掃除機をかけたり、床から物を拾い上げたりする掃除も同様です。

 

腰にこれほど負担のかかる作業を、弱い腰でほぼ毎日従事しなければならない女性。 

さらに、おしゃれに欠かせないハイヒールも腰には負担が大きいですね。

かかとが高くなったハイヒールは、脚の後側からお尻にかけて突き上げて

骨盤が前傾した姿勢(反り腰)になるので腰への負担が大きくなります。

そのため腰回りの筋肉や骨盤の仙腸関節に負担がかかって痛みが出やすくなるのです。


女性のほうが腰痛になるリスクは高いといえますので、

ひどくならないうちにケアするよう心がけましょう!

 

 

 

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