荒川 雄一
アラカワ ユウイチ「OECDの経済見通しは!?」
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こんにちは!
さて、いつもはIMF(国際通貨基金)の世界経済の予測を紹介していますが、この度、OECD(経済協力開発機構)の成長率予測が発表されたので、取り上げてみたいと思います。
まず、世界経済全体では、前回5月の発表時は3.4%の成長と見込んでいましたが、今回は-0.5%と大幅な下方修正を行い、“2.9%”と予測しています。
その他、主要国の2012年の経済予測は以下のようになっています。
今回 前回5月との修正幅
世界 2.9% -0.5%
米国 2.2% -0.2%
ユーロ圏 -0.4% -0.3%
日本 1.6% -0.4%
前回に比べると、軒並み下方修正となっていることがわかります。
ちなみに、10月に発表されたIMF(国際通貨基金)による予測と比較してみましょう。
今回 前回7月との修正幅
世界 3.3% -0.2%
米国 2.2% 0.1%
ユーロ圏 -0.4% -0.1%
日本 2.2% -0.2%
いかがでしょうか!?
このように観てみると、今回発表されたOECDの見通しの方が、より厳しい評価となっていることがわかります。
そして、OECDによれば、2013年は3.4%の成長と予測していますが、前回発表の4.2%からは、こちらも大幅な下方修正となっています。
一方、日本の経済予測は、2013年が0.7%、2014年は0.8%と、今年より伸び率が、さらに鈍化するとみているようです。
さて、苦戦が予測されている日本ですが、「予測はあくまで予測」です。
予測を裏切る成長を見せたいものです。
まずは、12月の選挙の行方が大きく影響することとなりそうです。
どこが政権を取ったとしても、“ウルトラC”のようなことは期待できないので、とにかく“あきらめず”、しっかり向き合っていくしかありません。
明日からは、“師走”です。
とことん走って、頑張りましょう!
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