荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「中国の外貨準備 大幅減少!」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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「中国の外貨準備 大幅減少!」

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よもやまブログ 2016-12-22 10:38

こんにちは!

さて、中国人民銀行の発表によれば、11月末の外貨準備高が、

前月より691億ドル(8兆1500億円)減少し、

3兆516億ドルになったとのことです。

 

これは、5年8か月ぶりの低い水準です。

中国の外貨準備高は、2014年がピークで約4兆ドルあったため、

1/4が減少したことになります。

 

主な要因としては、トランプ氏が米大統領に当選以降、

急激な米ドルの上昇に対し、

「ドル売り・元買い」の為替介入を行ったことです。

 

さらに米長期金利が大幅に上昇したことにより、

外貨準備で保有していた米国債の価格が下落したのも響きました。

 

中国の通貨当局は、今回の元の急落を受けて、

海外との資本取引の管理強化を図ると共に、

海外送金や両替にも規制をかけ始めました。

 

しかしながら、国民の動きも俊敏です。

元の急落後、仮想通貨ビットコインへ大量の資金が向かうと共に、

規制の対象とならない、外貨建ての保険商品などに、

積極的に資金を移しています。

 

様々な“歪み”を抱える中国にあって、

「統制経済」の限界も見え隠れし始めました。

 

来年は、「米国の動向」が最も注目されていますが、

その裏で、「中国の行方」にも注視が必要な年となりそうです。

 

それでは今週末も、世界が平和で、穏やかな日々となりますように!

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