荒川 雄一
アラカワ ユウイチ「世界の経済見通し、-0.2%下方修正!」
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こんにちは!
さて、国際通貨基金(IMF)が、
四半期ベースで発表している世界の経済見通しですが、
2015年の成長率を前回より0.2ポイント引き下げ、
“3.3%”と下方修正しました。
2015年における各国の前回予測(今年4月)との比較は、
以下のようになっています。
今回 前回との差異
世界全体 3.3% -0.2%
米国 2.5% -0.6%
ユーロ圏 1.5% 0.0%
日本 0.8% -0.2%
ロシア -3.4% 0.4%
中国 6.8% 0.0%
インド 7.5% 0.0%
新興・途上国 4.2% -0.1%
いかがでしょうか?
上記の予測から、以下のようなことが言えるかと思います。
1.世界経済への期待度の高い米国だが、前回に比べ、
成長率は大きく低下するとみている
2. ギリシャ問題で揺れているユーロ圏だが、
全体としての影響は少ないと予測している
3.株価が回復し、景気浮上への期待が高い日本だが、
見通しでは1%成長をきるとみている
4.ウクライナ問題で経済的に厳しいロシアは、
依然としてマイナス成長と見込んでいるが、
若干上方修正されている
5.中国、インドをはじめとする新興地域は、
今年は大きな経済成長は見込んでいない
さて、結果は果たしてどうなるのか?
基本的には、アメリカの経済成長は、
もう少し上振れするのではないかと考えていますが、
やはり、ユーロ圏の動向、中国の経済鈍化など、
懸念材料が多いため、世界経済としては、
3%前後になる可能性もあるとみています。
今年も早いもので、残すところ、後5か月となりました。
市場からは、目が離せない状況が続きそうです。
それでは、今週も良き週末をお過ごしください!
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