荒川 雄一
アラカワ ユウイチ「2012年 貿易赤字過去最大8.1兆円」
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こんにちは!
早くも4月も最終週となりました。
ゴールデンウィークも始まり、レジャーに行かれる方も多いのではないかと思います。
行楽地は、どこも混雑しそうですが、せっかくの休み、ゆったりと過ごしたいですね。
さて、今週の注目すべき数字は、“8.1兆円”です。
財務省が2012年の貿易統計速報を発表しました。
輸出額から輸入額を引いた貿易収支は、“8兆1698億円”の赤字と、2年連続の過去最大赤字額を更新しました。
内訳をみると、輸出額は63兆9409億円と前年より2.1%の減少となりました。特に、中国、欧州向けが大きく減少しています。
一方、輸入額は、72兆1107億円で、こちらは前年より3.4%上昇しています。
最大の要因は、突出して大きい液化天然ガスの輸入が、年末からの「円安」を受けて、6兆円を超えて14.9%増となったことが挙げられます。
今のところ、「円安」による輸出増の“恩恵”は、数字となって表れていないのが現状です。
半年から1年後には、形となって表れるといわれていますが、エネルギー問題の“根本的”な解決策がない中、「貿易赤字」は、経常化するという見方が大半です。
日本の経常収支の“赤字”は、今の財政状況を考えると何としても避けたいため、やはり当分の間は、国外からの配当や利子収入である「所得収支」に頼るしかない状況です。
ここにきて、日本の“セイホ”も、日本国債での運用利回りが見込めない中、外国債券投資へ大きく舵をきり始めました。
また、“アベクロ”政策が続く限り、基本は「円安基調」が続くとみられています。
個人投資家も、そろそろ真剣に「外貨保有」に取り組まなければならない時期となってきました。
方法論は様々ですが、まずは、しっかりと「計画」を立てて取り組んで頂きたいと思います。
先般もご紹介しました「海外分散投資エキスパート養成塾」ですが、当プログラムも、今後も随時募集を行ってまいりますので、是非、“いま”このタイミングで、ご活用いただきたいと思います。
では、穏やかな連休となりますように!
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