お世話になります。
私は、6年前にうつ病を発し
それに伴い、睡眠障害(中途覚醒、早朝覚醒)の症状が出ました。
現在うつ病の薬と睡眠薬を、
心療内科の先生に処方していただき、
服用しています。
中途覚醒も早朝覚醒も
以前よりはよくなりましたが、
(時々中途覚醒するときがある)、
今困っている症状は、午前中が猛烈に眠いです。
正直、座っているのもつらいくらいです。
睡眠時間は6.5時間から7.5時間くらいです。
だいたい同じ時間に寝て、同じ時間に起きます。
ですから睡眠時間は十分に取っています。
しかし、朝起きるときが大変つらく、
「あーよく寝た」という感覚がないです。
ふとんから出られません。
午前中、仕事しているのですが、
椅子に座っているのもつらい感じです。
午後になると、多少よくなりますが
午後も眠いときもあります。
10月初旬から中旬まで、会社を休職していたのですが、
毎日夕方まで寝てました。
それくらい寝ないと持たない感じです。
今は復職していますので、
平日の睡眠時間は7時間前後ですので、
土・日に15時間〜17時間くらい寝ます。
薬の副作用ではないかといろいろな睡眠の病院やクリニックで言われましたので、
心療内科の先生に症状を話して、薬を検討してもらっているのですが、
全くよくなりません。
睡眠自体に問題があるのではないかと思い、メールしました。
睡眠の質が悪いのではないかと思っているのですが
それを測定することは可能でしょうか?
よろしくお願いいたします。
はるのぶさん ( 愛知県 / 男性 / 38歳 )
回答:1件
睡眠が浅い?睡眠薬の種類検討&睡眠の質高める工夫を
毎日6・5時間から7・5時間を睡眠に充て休日には15〜17時間も眠るとすれば睡眠時間は充分であり、むしろ睡眠の「質」が問題です。午前中の猛烈な眠気は実際には良質な睡眠が得られていない証拠です。
うつ病の主症状の一つに睡眠障害があり、大きく入眠障害と中途覚醒、早朝覚醒に分類されますが、以前に中途覚醒、早朝覚醒と診断されていたということは、現在でもその名残りで睡眠がたいへん浅くなっている可能性があります。うつ病は睡眠の質にも影響するのです。
睡眠薬など薬剤の影響も考える必要があります。早朝覚醒に対しては緩徐に効く睡眠薬が投与され主に未明から早朝の眠気を誘発しますが、反面で朝の目覚めを悪化させ午前中の睡魔を誘発する危険性もあります。
従って睡眠薬の選択とうつ病のコントロールが重要なポイントになりますが、うつ病の具合と睡眠薬の種類はいかがでしょうか。いずれも主治医との関係性やコミュニケーションが大切な要素ですが、その辺は問題ないでしょうか。
同時に睡眠の質を高める工夫も必要です。睡眠の質を左右する要素として、寝具の構造や寝室の温度等の睡眠環境、食事の栄養バランスや時間、体温管理、それに就寝前の過ごし方など多岐にわたりますが、睡眠を浅くする原因として該当するものはあるでしょうか。
栄養バランスを例に挙げると、砂糖や糖質の摂り過ぎは反応性低血糖を、ビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足は神経伝達物質の欠乏をそれぞれ招き、神経機能を損ねて睡眠障害の引き金になります。具体的にはこのQ&Aやコラムに詳述していますので参考になさってください。
もう一つ検討すべきは睡眠時無呼吸症候群です。これは睡眠中に無呼吸となって覚醒し、それが繰り返されて重度の睡眠障害に陥る病気で、特殊な検査や治療が必要です。ポイントはいびきをかいて無呼吸が実際にみられるかどうかで、家族の観察が有効です。診察は耳鼻科の睡眠外来が担当します。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
(現在のポイント:1pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング