対象:一般歯科・歯の治療
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上下裏側からの歯列矯正(初矯正)を考えています。
数件の矯正歯科にご相談させていただき、歯列矯正では装置を外した後の保定が非常に大切とお聞きしました。そこで教えてください。
1.保定装置について
医院によって保定装置に裏側からつける固定式のものと取り外しできるクリア式のものとを紹介されています。保定効果に違いはあるのでしょうか?
2.保定期間について
伺った医院ではバラつき(数か月〜2年)がありました。後戻りは避けたいけれど、保定期間も短くしたいといった場合はどれくらいの期間が必要になることが多いのでしょうか?またリテーナーを装着するほかに何かよい方法はあるでしょうか?
azusa200さん ( 東京都 / 女性 / 34歳 )
回答:4件
リテーナーと保定期間とについて。
歯列矯正をされるにあたって、いろいろな情報を聞かれるのはとても良いことだと思います。しかし、なかなかわかりずらいことや先生によって考え方が違うこともあります。医療ですので、すべてに画一的な回答があるとは限らないのも事実でしょう。そのことも含めて回答させていただきます。
1.保定装置について
医院によって保定装置に裏側からつける固定式のものと取り外しできるクリア式のものとを紹介されています。保定効果に違いはあるのでしょうか?
どちらにもメリット・デメリットがありますので、ティースアートでは寝るときには取り外しのリテ―ナーを、日中は固定式を勧めることが多いですが、元の歯並びによってはずっと取り外すタイプをお願いすることもあります。効果の違いもその装置により変わってきます。
2.保定期間について
伺った医院ではバラつき(数か月〜2年)がありました。後戻りは避けたいけれど、保定期間も短くしたいといった場合はどれくらいの期間が必要になることが多いのでしょうか?またリテーナーを装着するほかに何かよい方法はあるでしょうか?
成人矯正と子供の矯正により期間は違ってきます。一般的にいえば、取り外しのタイプのリテ―ナーを短めにしたいのであれば、固定式のリテ―ナーへ変更することで固定をしていくほうがいいです。中には、永久的に固定をする成人の矯正治療もありますので、保定は非常に重要であると考えてください。
詳しくは、サイトをご覧になっていただくと参考になるでしょう。
http://www.teethart-ortho.com
ティースアート 矯正歯科
回答専門家
- Dr.TSUBAKI
- (東京都 / 歯科医師)
- ティースアート ティースアート代表
米国の最先端ホワイトニングを日々研究、提供しています
日本で最初のホワイトニングサロンを銀座にオープンさせて以来、講演活動などを通して国内のホワイトニングを牽引しています。常に新しい技術を習得することを心がけており、年2回アメリカの審美学会に出席、日本人の歯を白くすることに貢献しています。
Re:歯列矯正時のリテーナーと保定期間とについて
1.固定式の方が、保定効果は確実であると言えますが、清掃性に問題があります。取り外しできるクリア式は、特に保定期間に入ってから6ヶ月程の間、1日12時間以上使っていただければ、固定式と同じ保定効果は期待出来ます。
2.保定期間は、原則として歯を動かすためにかかった期間(動的治療期間)と同じ期間になります。したがって、症例ごとに保定期間は限定されることになります。また、リテーナーを装着するほかに良い方法はありません。
歯列矯正・矯正歯科の青山審美会歯科矯正(東京都・渋谷)
http://www.aoyama.or.jp/
舌側矯正(裏側矯正)の専門サイト http://www.koyata.com/
回答専門家
- 小谷田 仁
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます
東京都渋谷区にある、矯正歯科・審美歯科・歯列矯正の専門医です。 特に舌側矯正(裏側矯正)に関しては、開業医としては日本で初めて全面的に臨床に取り入れ症例数4400件以上(1980年1月~2011年1月)を超えています。確かな技術と安心の提供に努めています。
晝間 康明
歯科医師
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歯を動かす矯正歯科治療後のリテーナーについて
こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
リテーナーはブラケットを装着して歯を動かした状態を保ち安定させる治療である保定(ほてい)治療で用いる装置です.
保定期間中に歯並びや噛み合せを安定させる事が矯正歯科治療の真の目的となるため,多くの矯正歯科医院でリテーナーの重要性を説明されたものと思われます.
保定装置には取り外し式の保定装置と固定式の保定装置がありますが,上顎には取り外し式,下顎には固定式の保定装置を装着する事が多いです.
取り外し式の保定装置のメリットは,食事や歯ブラシの際に取り外す事で口腔内の清掃がしやすくなり口腔内を清潔に保てる事です.一方,固定式の装置は取り外せないために保定期間中の歯の移動が最小限になるのですが装置周辺に細菌が溜りやすく歯肉炎を起こしやすくなる事がデメリットとなります.
材質による違いは見た目によるものが主で,保定効果には大きな差はありませんが咬合面をリテーナーが覆わないタイプの方が良いと考えています.
保定装置の期間は殆ど必要ないと言う報告から,一生使わなければならないと言うものまで様々あります.しかし,一生保定装置を付けておくと言うのは虫歯や歯周病のリスクを高めてしまう,患者さんの負担が増す事などを考える問題がありますので通常は2年前後の装着となります.
保定期間に歯並びや噛み合せが安定するかどうかの要件は,保定装置の種類よりも歯を動かす治療の診断が適切であったか,治療の仕上がりがきちんとしているかの方が重要ですので,条件が満たされていれば矯正歯科担当医は質問者さんが御希望のリテーナーを使用してくれるかもしれません.
保定に関しては,文字数の関係で充分説明できませんので当院の下記ページをご覧下さい.
ひるま矯正歯科ドキュメンタリー矯正治療→http://www.hiruma.or.jp/html/documentary/28.htm
以上,参考になれば幸いです.
堀内 晃
歯科医師
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Re:歯列矯正時のリテーナーと保定期間とについて
長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、矯正治療後のリテーナーについてですね。
クリア式のものと固定式のものでの保定効果の違いについてまず、お答えしますね。
クリア式のものはある程度治療後の歯の微妙な動きを許容するもので固定式のものは動きを止めるものです。
当然治療後の咬みあわせが安定していて歯の微妙な動きがなければ固定式で大丈夫ですし、安定していなければ固定式のリテーナーは脱離を繰り返すことになります。
その点からいいますとクリアタイプの取り外し式のものはそういうトラブルがありません。
保定期間についてですが、基本的に矯正医は、歯を動かすのにかかった期間と同じだけ保定期間が必要だと習っています。ですからあとは、先生によって経験的にこのくらいあれば大丈夫というラインを設定しているようです。
リテーナー以外の方法ということですが、これ以外には方法はありません。ただし、矯正治療後の後戻りの原因に対してのリテーナーですのでその原因があるわけです。
この原因が長年わからなかったというのが実のところあります。ですから保定期間についてはっきりしたことが言えないわけですが、、、
原因として考えられることは矯正治療の質による咬みあわせのサイクルがその方にあっているか否か、それとうつ伏せね、横向きね、頬杖などの態癖と呼ばれる癖です。
治療の質について矯正医によりますが、うつ伏せねなどの態癖は患者さまご本人がやめられるか否かが大きく関与しているようですね。
スパッと切るようなすっきりしたお答えができませんがご参考になりましたでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
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