対象:一般歯科・歯の治療
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初めましてこんにちは。もう痛み始めて4年経つと思います。痛みがあったり引いたりの繰り返しです。
半年毎に歯のチェックと歯垢を取ってもらいに行っています。そのたびに、左下奥歯の一つ手前(7番?)が痛みますと伝えていました。その間レントゲンを撮ってもらいましたが、虫歯は見つかりませんでした。その歯はかぶせ物をしていて、それは10年以上経つと思います。神経は抜いていません。今は飲み物は冷たくても熱くてもしみます。
今月痛みがひどくなったので、ついにかぶせ物を取り中を見てもらいました。かぶせ物の下にあった詰め物がぐらぐらしていたと言われました。それでも虫歯はないとのことで、原因が分からないと言われました。
その歯の上の歯を少し削ってかみ合わせをよくしてもらいました。上の歯は詰め物もかぶせ物もありません。
痛い歯は、叩いても痛みを感じます。それと指でその歯のあるところに触れると、激痛が走ります。
白い詰め物をしてもらい、様子を見るように言われました。診療してもらった日は、飲み物でしみたりしませんでした。その次の日からまた痛みを感じるようになりました。歯茎の炎症については何も言われませんでした。過敏になっているのかもと言われましたけど、決定打ではなさそうです。
今は自発痛がありますが、また痛みが引くのかも知れません。ですが、一体何が起こっているのか、可能性をどうか教えて下さい。
sattyBさん ( 千葉県 / 女性 / 38歳 )
回答:4件
神経に炎症が起こっていますね。
はじめまして。むつみデンタルクリニックの倉田です。
叩いた際に痛みを感じる場合は、歯の神経が炎症を起こしている可能性が高いです。いわゆる『歯髄炎』(しずいえん)というものです。
歯髄炎になる原因としては、
・虫歯
・知覚過敏が進行した
・咬み合わせの関係
・外傷、歯の破折・ヒビ
・歯周病から逆行性に感染がおこる
などがあります。必ずしも虫歯が原因ということはありません。
文章から察すると、歯に強い力が加わり、歯髄に炎症を起こしたか、以前詰めたところがぐらつくことによって、菌が神経に入り、炎症を起こしている可能性があります。
一般的に、自発痛があり、打診(叩いた際の痛み)がある場合は神経を取る処置が必要になります。そのまま放置しておくと、神経が死んでしまい、骨を溶けて抜歯の可能性も出てきます。
まずは神経の炎症を落ち着かせる処置を行い、自発痛が続くようでしたら根管治療を行なうといいでしょう。
歯の神経について
http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental/15750026.html
千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
http://www.geocities.jp/mutsumidental/
歯HOO!ブログ〜松戸市の歯医者さん〜
http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental
評価・お礼
sattyBさん
倉田先生、ご回答ありがとうございました。
「歯の神経について」読ませていただきました。神経を取る話は恐ろしかったです。これから神経を抜くことになるのかと思うと残念です。
でも、こうなったら早く予約を入れて、治療始めようと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
倉田 友宏が提供する商品・サービス
電撃様の痛みの場合には神経痛の可能性もあります。
神経痛は、神経の経路のどこかが、何らかの理由で押されたりして痛むものです。この場合、神経の枝の支配領域に痛みを感じます。実際の歯牙は歯茎そのものには大きな問題が無い場合もしばしばです。
鑑別方法ですが、神経痛の場合、しばしば「テグレトール」という薬が効きますので、痛くなったときにこれを服用してみて効くかどうかで判別できることもあります。
このようにはっきりしない痛みが続く場合に痛みそのものの専門科である「ペインクリニック」を受診するのも手です。多くの歯科大学の病院にありますので、ご相談してみるもの良いと思います。また、この科ですが「麻酔科」に併設されている場合もあります。各大学病院に問い合わせてみては如何でしょうか。
評価・お礼
sattyBさん
窪田先生、ご回答ありがとうございました。
具体的ではっきりしていて、とても分かりやすいです。
現在また痛みが止まってしまいました。叩くと痛みは感じますが、自発痛はありません。
神経痛はこのように痛みあったり、なかったりするのでしょうか?
次に痛みが出たら、その薬を試してみようと思います。ペインクリニックのことを知らなかったので、とても参考になりました。
ほんとうにありがとうございました。
回答専門家
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記事制作に関するご相談
山内 浩司
歯科医師
1
歯髄炎!?
ご自身で原因のわからない違和感症状、ご心配でいらっしゃいますね。歯科医師の山内と申します。
お痛みを感じられてから4年、これは一過性の違和感ではありませんね。その間も半年ごとのメンテナンスを続けられていらっしゃった事は素晴らしいです。
さて、今回は10年以上以前の被せ物を外していただき直視野で虫歯の有無を診断いただけたとのこと。表面上には虫歯の進行がなく、しかし依然として自発痛までおありとのこと。被せ物の中にあった詰め物がぐらぐらしていたこと。
以上のことより考察してみましょう。
被せ物の中の詰め物が接着力を失っていました。これにより血などの体液が循環しない閉鎖的な場所に隙間が生じていました(デッドスペース)。このような隙間には細菌が繁殖してしまいます。この細菌刺激が何らかの影響を歯髄(歯の神経と呼ばれるところです)に及ぼし、歯髄が炎症を起こした。
噛み合わせなどの力の過加重により、被せ物の中の歯質、特に象牙質にマイクロクラック(なかなか目では確認しがたい細かいヒビ)が生じ、そのクラックから歯髄へ感染が起こった。特に就寝中の咬み込む力は過大です。
このような事象から歯髄炎になっており、冷たいもの熱いものがしみたり、たたくと痛かったり、自発痛が生れたりしてしまったのではないでしょうか。
半年ごとのメンテナンスにより噛み合わせの極端な不均衡や歯周由来の感染は考え難いでしょうからね。
異常雑文になってしまいましたがご参考にしていただけるのなら幸いに存じます。どうぞお大事になさってくださいませ。
補足
↑「以上」が「異常」になっていました、訂正させていただきます。
歯髄炎に至ってしまった歯をどうするかを少しだけお伝えしておきます。
保存処置を目的で、抜髄という処置になります。炎症を一度起こしてしまった歯髄は健全な状態への復元が極めて困難な為、また生活力を失った歯髄は壊疽し歯根周囲への炎症の波及を及ぼす事もあるため、歯髄を根管治療により取リ去って歯の中の有機質を無くし、無機質だけにして保存し機能の回復を図る方法です。ただし、本来は歯髄自体歯にとって重要なパーツであるため、現在ではなるべくこの組織を保存しえる方法が模索されています。私はこの専門家ではありませんが、3MIX-MP法などで感染を抑制する目的の治療が日進月歩しております。
評価・お礼
sattyBさん
山内先生、大変ありがとうございました。
早速、歯髄炎について調べてみました。いろいろ読んで混乱してしまいましたが、山内先生が補足で書いて下さったことが要だと思います。
炎症が起こっていると言うことが分かって、随分気持ちが楽になりました。全部なるほどと読みました。感謝で一杯です。ありがとうございました!
堀内 晃
歯科医師
-
態癖はありませんか?
はじめまして長崎の堀内と申します。いきなり態癖はありませんか?とお聞きしていますが、、、
頬杖やうつ伏せね、横向き寝など歯や顎に対して力をかける動作を態癖といいます。
この態癖によってむし歯でも歯周病でもない歯が痛みを感じることはよくあることです。
また、歯自体がすりへってしまうことによって上下の歯の接触面積が増え、咬んでいるのによく物が咬めていない状態になり、結果強い力で咬んでいることで歯が痛い状態になることもあります。
まず、頬杖や横向きね、うつ伏せ寝など態癖に注意してみられてはいかがでしょうか?
また、片方で常に咬んでいることも意外と気がついていないものです。これも態癖のひとつといえるかもしません。ご注意を!
評価・お礼
sattyBさん
堀内先生、ご回答大変ありがとうございました。
メールを頂いてから、態癖を考えていました。同じ方向で横寝している気がします。それは痛い方のある歯がある方です。
いろいろと考えている間に、また痛みがなくなりました。叩くと痛みは感じます。
これからも態癖には気を配っていこうと思います。
どうもありがとうございました。
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