対象:システム開発・導入
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要望を明確にすることは重要です。
**無茶な要望でも明確にすることから
要望を明確にすることは、非常に重要なことです。「コスト」「品質」「スケジュール」が全て成り立つことは残念ながらありえませんので、性能についても、必ず条件が発生します。その条件を明確に説明できるベンダーさん、条件を協力して明確にできるプロジェクトが大事です。
**どこから見て0.5秒なのか
例えばBフレッツ網先にあるPCから見て0.5秒の場合、Bフレッツ網の脆弱さから、何も保証できない領域になるため、目標数値にしかなりません。
データセンターのバックボーン回線からインターネットに出るポイントから見て「0.5秒」とした場合、データセンター側の制限事項や設備状況により、Bフレッツ網レベルのことしかできないデータセンターもあります。構築するインフラの出口をポイントとして0.5秒とするほうが、より明確な設計ができるようになります。
**データセンターにより品質には天地の差があります。
あるデータセンターでは、首都圏最上位のバックボーン回線に対する実質的なインターネット領域の実行速度を指していますし、単にサーバやルータのネットワークインターフェース上の速度保証レベルのところもあります。そこを把握して構築・開発できるベンダーであることが重要です。
**アプリケーションの機能ごとに変わります。
アプリケーションやミドルウェア、仕様により性能は異なります。静的ページを表示するだけの場合と、数万件データの全件検索時では応答速度は当然変わります。機能ごとに、必要な性能を明確にしていく作業は必要になります。
**最も重要なのはコストバランス
品質を求めれば必然的にコストがあがります。どれだけの選択肢を用意できるかが、ベンダー側のノウハウでもありますが、品質を上げてコストが下がるケースはありません。粗悪なものを改善する場合は別ですが。どのポイントまで品質をもとめて明確なバランスを取るかが、最後は大事です。
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要望事項はできるだけ多く出して下さい
はじめまして。仙台でWEBシステム開発を行っているマッドスキッパーの荻野と申します。
機能に関する要望は出来るだけ多く出していただきたいですね。どんなシステムでも、仕様書をベースに設計をして行きます。仕様書が決まらなければ、正確な見積りをする事もできません。
仕様が完全に決まらない段階で大雑把な金額で契約してしまった場合、製作に入ってから「仕様に無い」という事で増額になってしまったり、納期が延長になってしまったりと、クライアントにも製作側にもいい事はありません。
ご質問の内容には、処理速度に関しての希望を最重要事項にとございますが、
ここの部分に関しては
・プログラムの組み方
・ハードウェアの能力
・回線の速度
等様々な要素が絡みます。
ユーザーが少ない段階では実現可能なものでも、ユーザー数が増えてくれば全体のパフォーマンスが低下する事は言うまでもありませんし、どの部分でボトルネックが発生するか等々、実際には事前の検証ができない項目等もあるかと思います。
しかし、目的を実現する為には、どれだけのコストが掛かるかという部分に於いても要望事項として事前に上げておく事は必要でしょう。
そして、費用を掛けた分の効果が得られるのであれば費用を掛けるべきですし、そうでなければその部分については切るという選択で良いと思います。
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井上 みやび子
Webエンジニア
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「ピーク」の試算とサイト開設後の検証が重要です
サイトの速度要件も、もちろん要望に盛り込むことが可能です。
「どんな機能を作るか」という点に目が行きがちなサイト構築にあたって、性能要件を意識されている視点は素晴らしいですね。
細かい事は開発業者との相談で決めていきますが、いくつかポイントを挙げておきます。
*速度は環境によって変わる
サイトの表示速度は、以下の3つの条件によって変わります。
A. サーバ(システム)の性能
B. ユーザが利用しているネットワークの速度
C. ユーザのパソコンの性能
このうち、サイト運営者側でコントロールできるのは A のシステム性能だけです。
開発業者と性能要件を打ち合わせる場合は、B と C がどの程度の場合、という仮定条件を設けて A に必要な性能を設定する必要があります。
*「ピーク」ってどのくらい?
漠然と「ピーク」といっても、実際にピークが来てみないとピークの量は分かりません。
サイト構築の際は、以下のような条件からピーク時に必要なシステムの性能を仮定します。
I. 使われ方(「1週間に30分位」、「毎日2-3時間」など)
II. ログイン時間帯(「月曜の午前中に集中する」「夜間も含めて平均的」など)
III. 使われる機能(「検索が主」「動画のアップロード」など)
これらの要素から、「平均的な利用状況+ピーク時のための余裕」を見て、必要なシステム要件を決めていきます。
*運用時のモニタリングと対応も必要
サイト開設前のピーク予想はあくまで予想ですので、運用を開始した後、予想と実際の使われ方が違うようでしたら早目のシステム増強などの対応を打っていく必要もあります。
このため、当初予想を数値できちんと記録しておく事と、その予想数値が正しかったかを検証する利用状況のモニタリング機能、それらを比較して対応できる環境の整備(費用や人員の確保)も必要です。
かなり費用がかかると思いますので、ユーザ数に応じた段階的なシステム増強が可能かも、開発業者に相談してみるとよいでしょう。
(現在のポイント:-pt)
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