対象:住宅設計・構造
2F部分にロフトを持つアパート(11.6?(洋室)+UTY部分で計23.5平米/戸)を建てる計画です。5寸勾配の屋根を計画するとの事で、UTY部分の上に2.9?のロフトを造れないかを聞きました所、次のように言われました。
・ロフトの面積、高さ、換気はクリアできる。
・UTY部分の天井高が2.3mなので、一般のロフトより高い所に造るようになる。
・ロフトはしご上部のみ居室の天井を上げるが、ロフト内はトンネル状態になる。
との話がきました。「ロフトがトンネル状態では仕方ないので居室天井全体を勾配天井に出来ないか」を聞きました所、
・居室の壁に(居室の天井高と、居室床からロフト天井迄の高さの平均天井高から80センチ以内に)換気窓を造る必要があると言われました。設計の先生が仰る根拠(基準法の条項)を教えて下さい。その他、関連する法規(消防法?)があれば教えて下さい。尚、洋室の天井高は2.4m、UTY部分天井高は2.3m、サッシは掃きだしのH2.0m、でサッシ上から屋根揚げ裏までは80cm程度と思います。明るいロフトが造りたいのですがご指導お願い致します。
タックンさん ( 神奈川県 / 男性 / 58歳 )
回答:1件
ロフト付き居室
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ロフトの設置には、ロフトの高さとその面積によって制限が変ります。
例えば2階建の建築物が確認申請上は3階建になり、法的規制が厳しくなるなどの制限がかかってきます。
また、一般的な専用住宅と違い共同住宅の場合には、さらに制限が厳しくなります。特に、市区町村などの条例で共同住宅の建築に規制を設けることもありますのでなかなか判断し難いですね。
(重層長屋建ての場合は、また異なりますが…)
そのあたりを建築会社の方とよく確認されることをお勧め致します。
【ちょっとだけアパート経営のご参考に】
アパートを建築される場合、その目的が何か?によりご提案する内容が異なります。
相続税や固定資産税の節税、将来の収入源、あるいは投資的なものなど様々です。
ここでよくありがちなのは、建物のコストを上げてしまい収支が悪くなる場合があります。
最近の賃貸事情は、防犯やインターネット、お洒落なキッチンや水周りなどが一般的になりました。長期間入居率を高く維持するためにも、どこを削ってどこにお金をかけるかを検討されることをお勧めします。
数年前に携わった賃貸のオーナー様には、すべてオートロック付をお勧めしました。
家賃保証をしてない物件でしたが、近隣の家賃相場より高めの家賃設定で常時満室です。やはり入居者の希望が、そうした点に推移しているのが現状のようです。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しいご説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
評価・お礼
タックンさん
大変ご丁寧な回答ありがとうございました。
昨日も、親しくしております不動産会社社長と相談いたしました所、「最近は「ロフト」の需要は大分少なくなっている。」との事でした。寺岡先生の仰られます様に、ロフトに金を使うより(準耐火構造なので結構金が掛かるようです。)セキュリテキーとか、一般にはとれない玄関方向の通風(採風ドアー採用)、インターネット環境の充実等での差別化のほうが良いかと考え直しております。
大変貴重な意見有難うございました。
回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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