対象:一般歯科・歯の治療
回答数: 1件
回答数: 4件
回答数: 5件
左上第1臼歯を抜歯しました。その後の治療方法として?ブリッジをかける。この場合、前後の歯を削ると言われましたが、健康な歯を削るのは将来的、美容的に気になります。特に健康な糸切り歯を削るのは、噛み合せにもあまり好ましくないと言われました。?金属のついた入れ歯を入れる。これも多少歯を削らなくてはいけないし虫歯にもなりやすが、4〜5千円程と費用は安い(保険診療のため)と言われました。。?金属のついていない入れ歯を入れる。将来的にインプラントなどを入れるなら、健康な歯を削る必要もないのでよいが、使用期間は5年程度、10万円程費用がかかる(自費診療)と言われました。?インプラントにする。これは費用が30万円程度かかると言われました。インプラントが将来的、美容的にも一番よいのではないかと考えますが、費用を考えると今すぐというわけにはいきません。?を考えましたが、入れ歯を作るくらいなら、ブリッジにしたほうがいいと周りからは言われます。ブリッジも金属以外のものはあるのでしょうか。将来性、美容の面から回答くださいますようお願いします。
あみママさん ( 埼玉県 / 女性 / 46歳 )
回答:2件
あみママさんへ
こんにちは、先ず抜歯した部位の確認ですが、第一「小」臼歯でしょうか?犬歯の隣ですね。インプラントを希望されているのですが今現在、費用の都合がつかない場合、私は入れ歯を一時的に装着する提案をします。又、短期間限定ならば、プラスチックでダミーを作り、隣の歯に「接着」する事もありますが、すぐ取れる可能性があります。ブリッジを装着するためには健康な歯を削らなくてはいけないので、良くお考えになって決めて下さい。ブリッジもセラミックで治療すると自費になるので、それなりの費用になります。インプラントの治療が30万円位なら良心的と言えますし、ローンを扱っている病院もありますので担当の先生に聞いてみると良いでしょう。
いとう歯科 伊藤
http://www.itoh-d-o.com
回答専門家
![運営 事務局](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1324489920.jpg)
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
![山内 浩司](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/s/1224355953.jpg)
山内 浩司
歯科医師
-
抜歯後の欠損補綴について
歯科医師の山内と申します。歯を失う結果となってしまったことは大変残念なことでね。でも、前向きにその後の処置を考えていらっしゃるご様子、小生の回答が微力とは存じますが参考になれば幸いに存じます。
まず、第1臼歯と表現いただいている歯は第1小臼歯、すなわち犬歯(糸切り歯)の1つ奥の歯ということで回答させていただきます。この歯は口角より前にある歯ですので当然審美的な要素を考慮した選択が必要ですね。
・将来性という観点からまず検証してみましょう。
本来歯は虫歯もなければ天然歯のままが一番丈夫で長持ちするものです。ブリッジの場合にはその大切な歯の一部を削ってしまわないと出来ないという弱点があります。また、前後の歯を削るブリッジの設計の場合には、噛み合わせのキーティースとなる犬歯を削ってしまわなければなりません。犬歯は下顎を横に動かすときのガイドとして重要な歯ですので、出来れば生まれたままの形を維持したいものです。また、奥歯側2歯を削り、欠損部をダミー(ポンティク)とするカンチレバータイプのブリッジを設計したとしても、今度は噛み合わせの上下の位置を司る6歳臼歯(第1大臼歯)を削らなくてはいけなくなってしまいます。天然氏は360度全周囲方向に遊び(生理的動揺)があるのですが、ブリッジで歯を繋ぐことは、その自由度を抑制してしまいます。以上のことはブリッジに対するネガティブ要素です。インプラントや入れ歯は歯を削らないというメリットがあります。しかし、インプラントにはブリッジや入れ歯のような長い臨床実績が乏しく、ブローネンマルク博士の行った臨床例が40年という最長記録と記憶しています。ただ現時点では、機能の回復と、他の歯に負担をかけないという点で優れていると実感はしています。
補足
・美容の面について検証してみましょう。
ブリッジの材料は金属だけではありません。現在はオールセラミックスという金属を使わない(メタルフリー)材料でブリッジを仕上げることも可能です。補強のパーツとしてジルコニアを応用するようにもなってきました。この製品は大変審美的で、お好みの色や形を再現できます。美容的にはすぐれていることでしょう。また、天然の歯が一番美しいとお考えいただけるのならば、インプラントにセラミックスクラウンを装着し、他の歯はそのままでいいでしょう。入れ歯は、金属のばね(クラスプ)や歯茎色の留め具が気になってしまうかもしれませんね。
私自身はインプラント治療が良いと考え専心させていただいておりますので少し偏った回答でもあるとお考えくださいませ。他の多くの専門家のご意見も含め、ご自身が納得の出来る選択をしていただきたいと考えます。
【インプラントのメリット】
・入れ歯以上に大きな咀嚼力の回復を期待できます。
・入れ歯のように周りの歯(残存歯)に負担を掛けません。
・取り外しをする道具ではなく、ご自身のお身体の一部になります。
・部分入れ歯のようにバネが見えてしまったりはしません。
・最近のインプラントは、とても審美性にも優れています。
【インプラントのデメリット】
・外科手術を要します。
・健康保険が利かないため、高額な治療費が必要です。
・治療期間が長いケースもあります。
・ブラッシングなどのこまめなオーラルケアや、定期的な噛み合せの調整が必要です(入れ歯でももちろんですが)。
(現在のポイント:1pt)
このQ&Aに類似したQ&A