対象:新築工事・施工
ただいま、新築注文住宅を建築家に頼み進行中で、見積書などが出来て来てきになるのが、天井からの暑さとかです。二階建てで、二階リビングで天井が勾配天井です。屋根は南西から北東への片流れのガルバリウムです。見積書項目は、MSアーバンライン葺き のり付ゴムアスルーフィング 遮熱シート カラールーフィング23k 野地板9mm 通気胴縁 4-45×25野地板12mm 屋根断熱アクリアネクスト105mm たるき間充填とありますけど、専用家のかたからみられて、どう感じますか?
補足
2012/05/17 09:18シージングボートや天井仕上げ材の上にも断熱材があった方がいいでしょうか? 通気工法と記載されてました。他に低コストでお薦めの補充や変更材とかありますでしょうか?
それとも、屋根系はこのままで、他の部分でリビングの暑さ、寒さ対策を考えた方がいいですか?二階を快適にしたいのです。
なお太郎くんさん
(
大阪府 / 男性 / 36歳 )
回答:1件

小川 哲史
建築家
2
気密性能も確認しましょう
遮熱シートを用い、反射のための通気層もとっておられるようなので、夏の日射に対する対策として、ひとまず良いと思います。
ですが、断熱・遮熱の正しい施工だけでは、快適な住まいはできません。
重要なポイントの一つが気密性能です。
今の住宅は家全体を断熱材で包んでいますので、全館を冷暖房する前提で設計されているといえます。気密性の低い住宅だと、冷暖房時にあちこちの隙間から隙間風が入り込み、屋内で空気の対流が起こり、温度分離が生じます。つまり、2階が熱くて1階が涼しいという状態になるのです。「そんなの当り前じゃん」と思われるかもしれませんが、断熱をきっちりと施工し、気密性を高めて計画換気をすれば、1階2階の温度差はほとんどなくなり、とても快適に過ごすことができるのです。逆にそうしないと、せっかくいっぱい断熱材を入れても効果が半減してしまいます。
気密性は、計画換気を確実に行うためにも重要な要素です。一度確認されてはいかがでしょう。
もう一点気を付けないといけないのは、アクリアネクストのような繊維系断熱材の結露対策です。
湿気を含んだ断熱材がだらりと垂れさがっているような状況が、リフォーム現場ではよく見られます。結露は冬だけでなく夏にも起こりますが、夏の結露対策については、残念ながらあまり配慮されていません。湿気を含んだ断熱材は、断熱性能そのものが損なわれるだけでなく、野地板や他の部材の劣化を早める原因になる場合もありますので、十分に注意をしましょう。
ついでにもう一つ、暖房の方法についてもご一考ください。勾配天井や吹抜のように縦の広がりの大きな空間は、エアコンのように空気を暖める暖房設備に頼るのは、賢明ではありません。床暖房やパネルラジエーターなどの輻射暖房を取り入れることをお勧めします。
コスト的に難しい場合は、シーリングファンをつけるだけでも全然違いますよ。
評価・お礼

なお太郎くんさん
2012/05/18 09:20回答ありがとうございました。気密性をしっかりした方がいいんですね。私は昔の家の様に隙間風などが入り、家が呼吸する方が良いのだと思ってました。床暖房とシーリングファンは付ける予定です。一番気になったのが、断熱材の結露です。屋根断熱で、通気工法なので大丈夫かなと思ってますが。建築家の先生に 屋根裏の結露大丈夫ですか?もっとこうした方がとかプロには言いにくいですよね
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