うつ再燃?食生活等の改善+辛い記憶には傍観者体験を
3年前の自殺未遂などの辛い記憶が思い出される毎に吐き気や手の震えなどの症状に見舞われ、また会社でのストレスによって憂うつな気分に支配されていることから、一時期は症状が軽減したとはいえ、根本的に状況が改善したとは言えないのが実情ではないでしょうか。
病院に数ヶ月通って一時期回復したというのも、薬によって症状が見かけ上軽減しただけであって、うつ病の原因を根本的に解決しなければ、遅かれ早かれ病状がブリ返すのはよくある話です。薬には症状を緩和する効果はあっても、病気を本質的に治癒させる力はないのです。
うつ病を引き起こす原因としては一般に、強いストレスや過労、過去のトラウマや喪失体験、環境の急激な変化、食生活や栄養バランスの破綻、低体温などが挙げられますが、何か該当するものはあるでしょうか。
一例を挙げると、30歳前後の男性によくありがちな生活パターンとして、缶コーヒーやスポーツ飲料などの多飲、スナック菓子やインスタント食品など加工食品の多食、一方で野菜や果物、豆など自然食材の不足、シャワーだけで湯舟に浸らない入浴習慣などが指摘されます。
もしそのような生活習慣があれば、うつ病の増悪要因となりますので改善が必要です。このQ&Aやコラムに頻回に詳述していますので参考になさって下さい。
ただ現代の食事情では、いくら食生活に気をつけても充分な栄養素を摂りにくいのが現実です。その場合には良質かつ安全で臨床的エビデンスの確立したサプリメントを摂取したり、低放射線ホルミシス療法を行なうのも選択肢の一つです。
それから辛い記憶は避けようとすればするほど、より強調されて襲ってくるものです。そのような場合には、辛い記憶に向き合っている自分を「傍観者」的な立場に立って眺めてみましょう。傍観者からは、その自分はどのように見えているでしょうか?そして何とアドバイスしてあげましょうか?不思議と気持ちが楽になるものです。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
3年ほど前に従事していた仕事の関係で、重度のうつ病を発症してしまいました。(パワハラ、劣悪な就業環境)
このとき、自殺未遂(数回)、自傷行為(カッターで傷付ける、頭を強打する)等まで発展… [続きを読む]
パープルブルーさん (埼玉県/30歳/男性)
このQ&Aに類似したQ&A