対象:住宅設計・構造
安藤 美樹
建築家
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1階と2階の耐力壁がそろわないときの工夫
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はなむしさん、こんにちわ。
安藤建築事務所の安藤と申します。
文面でわかる範囲でお答えします。
はなむしさんの家のように、2階部分が1階部分が小さくなることを「セットバック」すると言います。
セットバックする建物は、地震のゆれに対して突出部分が揺れやすくなる特徴があります。
はなむしさんの家は、1mだけセットバックしていますので、1m部分の1階の下屋部分が揺れやすくなります。
余談ですが、2階が1階よりかなり小さい家は、2階が突出部分になり、2階がかなり揺れやすい家となるのです。
まず、大切な事は揺れやすい部分に十分に筋交いなどの壁を、多くいれ、揺れ難い状態にすることです。
そして、2階の耐力壁の下(1階)に耐力壁がない場合は、以下の工夫をして耐震性を確保してください。
1、2階の耐力壁を支える梁を、強固にする。
2、1m部分の1階の下屋の屋根面や天井面を剛性を高める事、その接合部の設計もしっかりと行うこと。
上記の工夫をすることで、耐震性は損なわれる事がありませんよ。
少し難しいでしょうか?ご不明な点は、ご指摘ください。
評価・お礼
はなむし さん
回答ありがとうございます。
内容よくわかりました。
今後の家造りの参考にさせて頂きます。
梁の強さ等については、今後頼むであろう設計士さんとよく話し合って決めたいと思います。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
1階に対して、2階の床面積が小さい家を建てようとしています。
”総2階ではない”ということです。
家は、木造軸組み工法です。
耐力壁は、筋交いで作られています。
【家の状… [続きを読む]
はなむしさん (静岡県/33歳/男性)
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