自律神経失調?活動量を減らし食生活・体温等の改善を
過労気味かつ生活が不規則で、不眠症と湿疹、頭痛にも悩まされており、知人など周囲への配慮にも影響が出ている模様です。これらの不調は、うつというよりも自律神経失調の症状を示唆しており、仕事と家事、趣味、その他の活動と大変忙しいことが背景にあるものと推測されます。
従って体調や心理状態を改善させる第一歩は、適度な休養とリラクゼーションを取ることがポイントとなりそうです。趣味をお持ちのようですが、現状ではストレスの解消には繋がっていないようですので、身も心も休まるような休養法を見つけることが大切です。例えば温泉でゆっくりと過ごす、などはいかがでしょうか。
具体的には説明されていませんが、「ストレスのかかる公的な活動」が大きなストレスになってはいませんか。大切な活動かもしれませんが、もし状況が許すなら、しばらくお休みしても良いのではないかと思います。いずれにせよ、活動量を全体として軽減させることをお勧めします。
さてこのような諸症状の原因としては、食生活や栄養バランスの乱れ、低体温なども原因として挙げられるケースが目立ちます。多忙にかまけて食生活が乱れ、体温が下がっているということはないでしょうか。逆に言うとこれらを是正すれば、驚くほど体調が改善することも期待されます。
詳細はこのQ&Aやコラムに数多く解説しておりますので参考にして頂きたいのですが、糖質の摂り過ぎは反応性低血糖を、ビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足は神経伝達物質の欠乏をそれぞれ招き、神経機能を損ねて慢性疲労、不眠、頭痛などの諸症状を招きやすくなります。
具体的には砂糖やお菓子など甘いもの、加工食品、油ものなどの摂取はなるべく控え、充分量の野菜と果物、豆類、海藻、適量の肉や魚を接種することが大切です。
さらにお風呂の入り方も大変重要で、38度前後の温めの湯に半身浴で10〜20分間ゆったりと浸かることが低体温の是正にとても有効です。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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