対象:住宅設計・構造
中村 雅子
建築家
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RC地下の断熱方法など
こんにちは。タジェールの中村です。
頂きましたご質問に近作でお答えします。
1)''地下でも外断熱は可能です。''
事例
山留(ヤマドメ)といって、
土を鋼材と木の板で押さえたところに
''断熱材(ポリスチレンフォーム)を設置し、''
''その上に防水層をつくります。''
躯体の外側ですからメンテナンスは不要と考えます。
2)地上が内断熱・地下が外断熱であるのなら
熱橋ができないように ''各々を50cmくらい重ねる''ことです。
3)地下RC躯体に断熱材を設置する理由の多くは
''コンクリート中の水分による湿気軽減のため''かと思います。
最初の10年くらいはコンクリート水分が蒸発しますので。
4)最近は2重壁に代わって便利な物が
使われています。
ドレイナー・パネル
であれば、''地下の湧水の為の壁と''
''断熱の2重の役割を薄い厚みで設置できます。''
*地下に2重壁を用いない場合は
''躯体防水''といってメーカーの責任施工で
コンクリート自体に防水性能を持たせる方法もあります。
タケイ防水などが10年保証も出て信頼できます。
地下室の設計
ご参考まで。
タジェール 中村 雅子
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この回答の相談
当方、地上3階+地下室の建築プランを考えています。
第一種低住なので、斜線が厳しいため半地下方式ではなく、ドライエリアを設けてほとんど地上面にでないような地下室設置を考えて… [続きを読む]
すくあーろさん (東京都/37歳/男性)
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