ランニングで痛む膝について

以前は正座したときだけ痛かったのが、ランニングをするようになってから歩くときに痛みを感じるようになったということですね。

正座のように、膝の可動域一杯まで曲げたときに痛みを感じる要因はいろいろありますが、関節内の軟骨が問題になっていることが多いようです。軟骨には、深く曲げると強い圧力がかかります。軟骨の変形があると、圧の分布が不均一になり、その結果痛みを感じる場所ができてしまいます。

そのような状態で長時間歩いたり、あるいは走るなど、膝に多くの負担をかけ続けたために、痛みが増悪することがあります。

病院で異常が見つからないということは、腫れなどの見た目の変化や、レントゲン写真の異常、膝への各種ストレステストによる痛みの誘発がない、などということでしたでしょうか。

関節の構造がまったく健全な状態なら、その痛みは筋肉の問題かもしれません。また、関節機能は整形外科的な検査法だけでは全てを把握することはできず、機能障害を見落としている可能性もあります。

いずれにせよ、整形外科での診察で異常が見られないのに痛みが続くようでしたら、関節障害に強いカイロプラクティックを受けられることをお薦めします。

長距離走などの練習は、痛みの原因がはっきりするまでは控えた方が安全でしょう。原因が分かれば、練習を再開しても良いかどうか、するのであればどのくらいしても良いかなどを担当する施術者にご相談してみてはいかがでしょうか。

ただ、期限が一ヶ月ごとのことで、練習するにしてもあまりにも時間が少なすぎます。無理して体を痛めることもあります。ぜひ体を大切にしてあげてください。


吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア