対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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専門家の出番
ayasyoryuさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
以前ご質問の敷地を購入されたのですね。
いよいよ具体的計画の段階ですね。
ayasyoryuさんの構成案から、家への思いが見て取れます。
私は、建築家に任せきりにするのでなく、建主の方が家について勉強され、情報知識を得て、建築家と一緒に家を計画していくのがベストと考えています。
知識を得る程、専門家の案への理解が深まり、正確に判断することができるようになります。
このような建主側の計画と同時に、そろそろ専門家である建築家に相談、依頼されたらいかがでしょうか。
建築家に依頼するときには、ayasyoryuさんの思いや、プロセスを全てお話すれば良いのですが、「2階リビング」や「この構成で」というような、限定した条件を付ける必要はありません。
建築家には、敷地等の与条件の中で最良の案をつくってもらえば良いわけですから。
そのためには、考えられる全ての可能性を追求することであると考えています。
建ぺい/容積が40/80なので、敷地面積が130平米とすると、最大、建築面積:52/延べ床:104平米までとなります。
ayasyoryuさんの構成案は、2階の面積が厳しく、「めいっぱいのLDK」という感じが難しいかもしれません。
この構成を中心に計画案をつくってもらうと共に、他の構成案も検討してみて下さい。
面積は最大限使うと共に、いかに外部空間を取り込み、豊かな空間をつくるかがポイントと思います。
参考にしていただけたら幸です。
補足
>部屋やスペースにあえて目的を持たせずに、時期で切り替えて使用するのが良さそうですね。
その通りですね。
限られた条件で、快適な家づくりをするための最善の方法と考えます。
長い目で見ると、家の存在期間中、生活環境は変化しますが、中でも、子供による所が多いものです。
子供を健やかに育てるために、家づくりの中で子供部屋を(年齢に応じ)どのように考えるかは、子供の育て方に関わる重要なファクターと考えます。
子供部屋の性格、家の中の位置付け、与え方(年齢)については、さまざまな考え方があります。
1つだけの正解はないのでしょう。
できるだけ子供部屋として用意しないというお考え、子育ての観点からもいいですね。
当面そのようにしても、大きくなると(大学、成人)そうもいかないので、フリールームを用意する方針、とても良いと思います。
2階は、全体をLDKとして使うことができる構造として、必要に応じ、家具で仕切ったり、機能的なコーナーを作るようなつくり方が良いと思います。
ロフトについては、法規制上は、
・用途は物入れに限定する
・高さ1.4m以下、面積床面積の1/2未満
・はしご等は、固定式のものを使用しないこと
となっています。
固定式が可の地域もあるようです。
当事務所では、家具を使って上り下りする、という事例もあります。
フレキシブルな家の考え方、子供部屋の考え方などお話できますので、よろしければお気軽にお問い合わせ下さい。
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以前、こちらにて土地の購入についてご相談させて頂き、皆様からの数々のアドバイスを参考に、無事に購入にたどり着き、現在は間取りプランを考えております。
第一種住居地域、建蔽率40、容積率80
北北… [続きを読む]
ayasyoryuさん (千葉県/35歳/女性)
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