子犬も必死なんです

多くの飼い主が、この子犬の要求吠えに悩まされています。
今はまだ、母犬と一緒にいる時期なのですから当然です。だって考えてもみてください。
自然界で2か月の子犬が一人ぼっちになることは、命にかかわるほどの状況です。

とはいえ、可哀想だから、と鳴かれるたびに犬を構っていれば、犬は「鳴けば構ってもらえる」と学習し、要求吠えがしつこくなる可能性が高いです。
「要求吠えは無視をする」しつけの原則になっている理由はそこにあります。

現在、鳴きながらかなり動き回っているようですので、できれば、もっと狭い、クレート(扉の閉まるしっかりしたプラスチック製の箱型)のようなもので休ませてあげてください。動き回るスペースが少ないほうが犬は落ち着きやすくなります。さらに布などを被せて穴蔵のようにしてやるともっと安心感を与えられます。

それでもしつこく鳴く日が続くようであれば、しばらくの間、寝室で祥子さんのベッド(または布団)の脇にクレートを置いて寝かせてみてください。
鳴き始めたら手の匂いでもかがせてやり、トントンと屋根をたたいて「近くにいるよ」と安心感を与えてあげてください。
まだ2ヶ月だと朝方トイレに行きたくなる可能性もありますので、その際は扉を開けてトイレに連れて行ってあげてください。
排泄を済ませたらまたクレートで休ませます。

朝まで排泄が我慢でき、静かに寝ていられるようになったら、日中過ごしているサークルにクレートごと入れて、そこでひとりで寝かせるようにしてください。


ちなみに。私の愛犬が子犬の頃、一人で寝れない子だったのですが、この方法で解決しました。
頑張ってください。