危険性を認識した上で美観重視かと思います

ivuchicaさん。はじめまして。竹内建設　竹内です。よろしくお願い致します。

実際、引き手を持ったまま開ききることはまずないですね。
持つとしたら戸の小口部分(先端の部分です)を平手で添えて開きますよね。
しかしながら引き残しを残すということは、我々施工業者の中では一般的な考え方です。
まず第一にその方向で考えます。おっしゃる通り指はさみ防止の意味です。
いままでの歴史の中、実際の使用段階でやはり指を挟む事例が多く、定着した考え方なのでしょう。
私は実際に指挟みの事故を目の当たりにしたことがないので、危険性に疎いのかもしれませんね。
自分で開け閉めするには、全然危険性は感じませんが、例えば自分の子供がその戸を開けようと
する場合は「指挟むから気を付けなさい」と思わず言ってしまう気がします。

収納した時の美観をすっきりと・・、要するに開ききったままにする、
ということは、それほど頻繁に開け閉めするような戸ではないのでしょうか?
頻度が少ないならば、それだけ危険性も少なくなりますね。

公共建築物ならば、間違いなく引き残しは付けます。
ただ個人邸で美観にこだわりがあるという場合は、そちらを優先した方が後悔しないと思います。

金物については株式会社ベストというメーカーがあります。一般的ですので、その施工業者さんも
重々ご存じかと思います。
http://www3.best-x.co.jp/besthp/prod/search_result.php
ただ引戸の戸と戸袋と引き残しの寸法関係はなかなか難しいもので、わずか3cmの引き残しの寸法でもそれがなくなると、戸が納まらなくなる場合もあります。要検討です。