噛み癖を直すポイント
通常、自然の流れでは、噛む行為は子犬の時に学習します。複数頭生まれてきて、仔犬時代を一緒に過ごします。
そのなかで仔犬同士で遊んでいる内に他の仔犬を噛んだり噛まれたりしながら、噛んだら嫌がるんだとか噛まれたら痛いんだという事を学習していきます。
親犬も同様に、尻尾などに痛いほど噛んで来たら本気で怒ります。そういった経験を積んで学習していくんです。
しかし、ペットショップ等で購入された場合には、その時期を経験せずに引き取られていきますので、代わりに人間が教えなければなりません。
今回のご質問では、ワンちゃんは噛むことが悪いこととは全く思っていないようです。それどころか、噛む事が「遊ぼうよ!」「なんか頂戴!」の合図になっているようです。
この場合、3歳のラブちゃんと言う事もありますので、噛まれたら「いやだ!」と言うような意思表示をしっかりしなくてはいけません。親犬でさえしっかり怒っているのに、親犬よりもコミュニケーションの取りづらい人間が意思表示をせずに教えることはできません。
意思表示の方法が「無視」「叱る」のどちらが有効なのかはワンちゃんの性格次第ですが。
そして、その代わりに、ちゃんと座っていたり伏せて待っていた方が、良い事があると思わせる事が良いでしょう。
つまり代替案を提案する訳です。噛んで要求するよりも座って待っている方が、飼い主さんも喜んでいるし嬉しいことがあると理解すれば、次第に噛まなくなってくるでしょう。
回答専門家
- 小川 真也
- ( 東京都 / しつけインストラクター )
- ワタナベ・ドッグ・トレーニング
小型犬から超大型犬、パピーから成犬まで対応しています。
「楽しい愛犬とのライフスタイルを、飼い主さんと一緒に構築していく」をモットーに活動しています。犬の個々の性格に合わせた訓練法で、飼い主さんと愛犬とが理想の関係に近づけるように訓練し、アドバイスさせて頂きます。
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我が家のラブラドール(3歳・オス)の噛み癖がなおらず困っています。いろいろな本を読んでは、しつけの参考にしているのですが、手や服を噛んだり、一向になおる気配がありません。噛み癖をなおす上手なし… [続きを読む]
All About ProFileさん
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