対象:心の病気・カウンセリング
認知症と遺伝
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お母様が認知症で介護に大変だったとのこと、心よりお見舞い申し上げます。更に現在はご自身の遺伝についてご心配とのこと、重ねてお見舞い申し上げます。
認知症には様々な種類があり、最も中心的なアルツハイマー型にもいくつかのサブタイプが認められています。
その中で''家族性アルツハイマー病''という若年発症の疾患は常染色体優性遺伝という高率な遺伝疾患をしますが、疾患の割合はごく少数です。
大部分の''アルツハイマー型認知症''という60歳以上に生じる疾患はある程度の遺伝は示すようです。これも発病が60歳未満の若年だった場合に高率のようですから、小町さんの場合は然程のご心配はないでしょう。
最近は大学病院で''遺伝カウンセリング''を行っているところもありますから、ご心配でならないようでしたら一度ご相談されてみてはいかがでしょう。
また最近では高血圧・糖尿病・高脂血症といった''生活習慣病''が脳血管性はもとよりアルツハイマー型においても危険因子になるようですから、健康的な生活を心がけて下さい。
MRIなどを今すぐに受ける必要ないと思いますが、万が一、記憶や注意の障害などが認められるようでしたら、神経内科でご相談ください。''軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)''の精査をしてくれることでしょう。どうぞ宜しくお願い致します。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
評価・お礼
hawai さん
ご返事ありがとうございました。遺伝カウンセリングにつきましても詳しい内容に感謝いたします。私はモヤモヤと考えているよりははっきりさせた方が…と思うタイプなので なるべく早くに受診できればと思っています。度々ありがとうございました。
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
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