対象:住宅設計・構造
視点を変えて
住宅内のバリアフリー化については、導入時のポイントを場所別にコラムで書かせていただいてますので是非ご覧ください。
建替えられるということで、押さえて頂きたい事項は
1.屋外への出やすさ
2.非常時の安全の確保
3.ご病気になったり、症状が悪化されたときの対応
です。
1については、いくら屋内の住み心地がよくても、外出されるのに一苦労な屋外アプローチでは、家に篭りがちになってしまいます。
2は地震・火事などの災害時、タンスなどで事故に遭われたり避難ルートがなくならないよう動線を検討する必要があります。
3については、ご両親がお元気なうちは2階へ上がったりできますが、症状が重い病気に万が一なられた場合、生活動線が全く変わってしまわないようにする配慮が必要です。
外部のヘルパーさんや訪問介護にも対応できるような工夫をされると、住宅の不具合で施設に行かなければならない状況を回避できます。
お年寄りの方は自分の為に建替えるとなると、遠慮したりする傾向がありますので、ご家族全員が明るく暮らせるような設計打ち合わせを心がけていただきたいと思います。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
高齢の親と暮らすことを考え、現在建て替えを検討しています。バリアフリーといっても、階段を緩勾配にする、または手すりをつける、などの対応策しか思いつきません。バリアフリー住宅について、… [続きを読む]
All About ProFileさん
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