対象:住宅設計・構造
後付で設備機器を設置する時の注意
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(過去ログへの回答)
ALC パネル構造設計指針・同解説において「ALCパネルへの過大な集中荷重は避ける」とあるようにALC版自体に重量物を集中的に取り付けるのはご法度です。
第3条 一般事項 3 P12
http://www.alc-a.or.jp/pdf/alc_planguide.pdf
鉄骨造は柱・梁・筋交いが構造材として機能しており、ALC版の外壁は地震時には動くものであるので、エアコン室外機などの架台は鉄骨部分に接続するのが重要です。
ヘーベルハウスさんなど大手ハウスメーカーのACL住宅において、外壁材への穴あけや欠損させる行為は、保証外になるケースもあります。
(特に防水面で漏水や鉄筋の錆びの原因になるため)
おそらくクーラー取り付け業者さんは、鉄筋コンクリート造のような外壁が構造材のつもりで施工してしまった感がありますね。
ALC版も画像のように内部に鉄筋が入ってますが、板の変形や崩壊を防ぐためで、建物の荷重を受ける構造材ではありません。
後付のエアコン室外機だけでなく、太陽光パネルなどでも施工不良の事例を耳にしますので、工事業者に任せきりにしないことが大切ですね。
ご参考にして頂ければ幸いです。
評価・お礼
ベストフレンズ さん
2020/10/09 19:50とても参考になりました。どうもありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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