対象:インテリアコーディネート
石川 嘉和
建築家
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2つの考え方があります
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こんにちは。邑都設計工房の石川と申します。
LED照明は今発展途上なのでどういう器具をどういう配灯で設置するのかというのはなかなか難しい課題ですね。
vanivani48さんの場合は2通りの考え方があって、
(1)普通の白熱灯ダウンライトをつけておいて白熱灯を市販の電球型LED照明に交換する。
(2)器具と一体のLED照明をつける
もともとLEDは光に直進性が強く部屋を全体的に明るくするような拡散性に欠けるのが難点です。そのため白熱灯や蛍光灯に比べて同ワット相当という器具をつけても暗い印象をもつことが多いですね。各照明メーカーも改良を重ねながら白熱灯に近い拡散性を得られるよう工夫をしているわけです。
そういう観点から(2)の、器具と一体型のLED照明は照明器具に求められる性能をできるだけ発揮するように開発されているので既存の器具に電球型LED器具をとりつけるのより高効率にできています。したがって電球型LED器具よりは一体型器具のほうがおすすめではあります。
一方(1)の電球型のLED照明は各メーカーが競って発売していますが、つぎつぎと性能のよいものが出てきているのが現状ですので、いつが買い時かというのが難しいです。特にLEDの場合は単価が高いうえに寿命が長いので、一度買ったらそうそう買い替えもしにくいですよね。
正攻法でいくなら(2)ですが、何かあった時の取り換えを考慮して(1)で行く場合は、(2)よりも効率が落ちることを考えて少し多めにダウンライト(普通の白熱灯)をつけておき、ここが買い時と判断した時に電球型LED器具に交換するというやりかたでしょうか。
参考写真は外部の廊下ですが、画像1がLEDの器具一体型(4.7W・ワイド配光型)、画像2が蛍光灯ダウンライト(13W)で同じ建物の3階と2階で、配灯間隔は同じです。直下の照度的には同等程度ですが拡散光と直進光で明るさ感がかなり違います。好みの問題ですが、LEDの光の色とくっきりしたは配光はとてもいい感じです。ショールームなどで光の性質を実感されてからの判断が望ましいですね。
評価・お礼
vanivani48 さん
具体的な提案をしていただいてありがとうございます。
この回答を主人と呼んで一体型のLED照明にしようと話がまとまりました。
ありがとうございました。
石川 嘉和
お役にたてたらうれしいです。
LED照明は省エネやメンテナンスが楽ということ以外にもう一つメリットがあって、それは器具自体が小さいことです。ランプが小さいので灯具としても小さくできるのですが、今までのダウンライトと比べ一回り小さくて天井に設置したとき目立たないのです。シャンデリアなどの、灯具自体をデザイン要素で見せる場合は別として照明器具はできるだけ目立たないほうがすっきりするので、これは意外に大きなポイントだと思います。一体型の場合のもう一つのよさですね。
再確認ですが、器具品番を決めるときはメーカーのショールームで説明を聞いたり色や明るさを体感して最終決定の段取りがいいと思います。
(現在のポイント:22pt)
この回答の相談
家を新築することになり、ただいまインテリアの打ち合わせをしているところです。
天井高3.2mのLDKの照明についてご相談させてください。
天井が高く交換が大変だろうと予想して、交換頻度の低いLEDダウ… [続きを読む]
vanivani48さん (栃木県/30歳/女性)
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