対象:着付け・着物
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結月 美妃
着付け講師
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アンティーク着物は古着という意識も必要
結美堂の結月美妃と申します。
さて、アンティーク着物ですが、やはりまずはサイズが問題ですね。
その他にはやはり何と言っても何十年も経ったものですから、色褪せたものが多いです。わたしは毎日銀座にいますが、銀座でも時折、明らかに色褪せたアンティークを着ているひとがいたりして、それはちょっとまずいと思うことがあります。
アンティークという言葉で、レトロ感が混同されているのですが、色褪せているのが骨董的にレトロだと勘違いした例だと思います。
例えば、大正期の着物にしても、それが作られたときは染めたてのきれいな色であったわけで、それから何十年も経ったものを色褪せたまま着るのがおかしいことは、洋服でも同じです。
だから、どうしてもその着物が着たいのであれば、最低限染め直しをしておくとかしないといけません。ともかく古くて汚いものでも、レトロだったらいいというわけではありません。
それにやはり時代というものもありますから、いくらおもしろい図案でも、今の時代に合わないものもあるわけで、着ていく場所によってはそのあたりのことも注意が必要です。
アンティーク着物とは、業者もうまい言葉を考えたと思いますが、つまり「古着」です。昔はお金に困ったら着物を売りに行っていたわけで、そうした古着を着るのであれば、着る場面は考えないといけません。
状態によってはいいものも時折ありますが、やはり古着であるという意識は必要なのだと思います。
補足
もし、どうしてもその図案で着たいけれども状態も悪いし、寸法も合わないというときは、ちょっと高くはつきますが、その通りに最初から作り直して復刻することはできます。
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この回答の相談
アンティーク着物・リサイクルの着物の購入を検討している者です。
昔のお着物って色柄が粋で素敵ですよね。
現代のものとはまた違った魅力があると思います。
ただ、残念ながら昔のお… [続きを読む]
All About ProFileさん
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