- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
このところ、大手飲食産業(いわゆる外食産業)の苦戦のニュースが、毎日、新聞を賑やかしてる。
牛丼三社、サイゼリア、マクドナルドなどのデフレ下の勝ち組と言われた大手外食産業が、軒並み、減収減益と発表されている。
私も、現在、飲食業界にかかわる営業支援、代行をしているので、調べてみた。
外食産業は、1997年に29兆702億円をピークに減少に転じ、2011年に23兆475億円と、この間に6兆円、率にして21%も減っている(外食産業総合調査研究センター資料、以下同様)。
内訳をみると、食堂・レストラン部門が、同じ97年9兆7300億円をピークにして、11年は8兆5500億円、率にして12%ダウン。
そば・うどん店が2002年1兆1100億円に近い2011年1兆600億円で、4%のダウン。
以下、寿司、ピークが1992年1兆5500億円が、11年に1兆2900億円の17%ダウン。
居酒屋も92年1兆4600億円が、11年には9900億円の32%ダウン。
料亭も、92年4800億円が、3200億円33%、喫茶店に至っては、ピークが1982年1兆7400億円が1兆200億円の41%もダウンしています。
喫茶店については、同じ業態のスターバックスなどの数字が入っているか不明ですが、マクドナルドやファミリーレストランと、当時なかった販売形態もありますので、一概に一番大きいとも言い切れません。
それぞれにピーク時や、ダウン率が違うのは分かる。
他に、ここから、何が分かるでしょうか。
私なりの見解を持っていますが、読者の皆様に考えて頂くため、述べるのを止めておきます。
次に、中食が増えていると言われています。
中食と内食の違いは、お解かりですか。
中食とは、調理されたもの自宅に持ち帰って食べることで、内食は、材料を買ってきて、自宅で調理して食べることを言います(講談社辞典)。
この中食を販売している業態が、総合食品スーパーとコンビニエンスストアになりますが、この10年間、スーパーの売上は横ばいに関わらず、コンビニエンスストアは伸びています。
理由は、なぜでしょう。
さて、ここからが問題です。
飲食店経営者様、ここから、貴方なら、貴店の売上を伸ばす方法をどう考えますか。
はっきり言って、今までのやり方に拘っていては、社会の流れに巻き込まれ、衰退の一途は間違いありません。
それでは、諦めますか。
諦められない経営者様、ご相談下さい。
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