- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
From府中カフェ:別所諒
本日は、今年の仕事納め。何となくやり残したことがあると気持ちが落ち着かないので、完璧に休むために仕事をしている。
時々食べたくなるマクド(関西弁です)でPCを開く。二つ隣の席でおじいさんがポータブルDVDで時代劇(片岡知恵蔵の模様)を鑑賞中。なんでそこまでわかるのかと言えば、おじいさんはイヤホンをしていないので、音がだだ漏れだからである。
昔なら、文句のひとつも言ったかもしれないが、ニコニコと映画を楽しんでいる姿を見ればそれもいいかと。それにしても時代劇はBGMに迫力がありますな(笑)
こう話せば懐が深い人間に聞こえるかもしれないが、大音量で時代劇を見ている人と大きな声で話す人(よくいますよね)は、集中力をなくすと言う点では同じであり、大きな声で話す人を気にしないなら、おじいさんのDVDもいいかと。
それにしても、世の中は、気づかせないように人間の集中力を奪う術に長けてきている。
Facebookなどは典型で、はまるとスマホを見ないではいられなくなる。他にもSNSはたくさんあるし、ゲームなどを合わせれば、クリエイターの創りだすバーチャルな世界と実生活の区別が難しくなりつつある。
「ビジネスマンはfacebookをやめろ!」と言っている人がいたが、経営者の立場から考えると気持ちのわかる話である。
要は、facebookに時間を使っているのか、時間を奪われているのかということだ。
SNSが進化すればコミュニケーションがシンプルになる。ラインでの会話は単語をスピーディにやりとりするのが流行であり、絵文字だけを使う上級者もいるらしい。
これもユーザーニーズなのだから、時代の流れかと思うのだが、シンプルな会話もいいが「中身は?」と言いたくなる。現代人は「思考する」時間がどんどんなくなっているのではないかと思う。
もちろん、SNSが悪いとは思わない(僕も使っているし)。通勤電車の中でSNSに時間と思考力を奪われていく若い人たちと、疲れ果てて眠りながら思考を停止している大人はどっちがいいのかという議論もあろう。
最初、こんな投稿を始めた時は、「facebookで長い文章は読まれない」と言われることが多かった。もちろんウザいので流している人も多いだろうが、明らかに読んでいる人は増えているし、僕の投稿もコメント欄には長いレスが多い。
(facebookにもこのブログと同じ文章を投稿しています)
ITの発達により、考えなくてもコミュニケーションが取れる時代だからこそ、SNSにはあえて考えるきっかけをどんどん放り込んでいきたい。
意識をしてIT社会を生きるか。IT社会に生かさせるのか?人とのつながりに重要なツールになっているからこそ、考え方によって、SNSは最強の武器にも最悪の思考停止ウイルスにもなる。
僕は、新年の仕事始めまで投稿は多分しない。昼から飲んでいるし、僕がどこに初詣に行くのかなんてことは誰も興味がないと思うから。
ということで、2012年の締めくくり。来年までアディオス!感謝。
※写真は27日に参加した講演会。締めふさわしい大爆笑でした。
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