相手の考えを引き出す質問をする - 各種の人材育成 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

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相手の考えを引き出す質問をする

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「今言ったことは、わかりましたか?」

よくこういう質問をすることがあります。

これに対する答えは、「YES」か「NO」です。

質問者が、上位にいる場合は、無意識に「YES」を求めています。


これを、「クローズドクエスチョン」と言います。

相手の考えを聞くと言うよりは、自分に同調するかどうかの判断を聴いているケースによく使われます。

私のこと「好き?」「嫌い?」

ちゃんとやってる?

あれ出来た?


相手の考えは聞いていません。

「YES」「NO」も聞いていません。

「YES」だけを求めています。


これを続けていると、次第に相手は、考えなくなります。

上司の意見に対して、自分の意見を照らし合わせながら、
違いを考えたり悩んだりするのではなく、上司の指示をそのまま聞くようになります。

一見、素直なよい子に見えます。

しかし、考えないので、理解度は非常に低い。

いくら説明しても考えないので、根っこまでは理解出来ない。

理解したかどうかも、「解りましたか?」と聞くので、「YES」と答えるだけ。

「NO」を言うと、「なんで理解出来ないんだ!」
と叱られるので、少しくらい解らなくても「YES」と言っておきます。


クローズドクエスチョンを繰り返していると、一見素直なよい子が育ちます。

けれど、このよい子には、上司の考えは理解出来ません。

良い返事をするだけです。


相手の考えを引き出す質問をするのは、面倒くさいのです。

疑問がどんどん出てきます。

解らないからです。

でも、それは彼らの理解力が悪いのではなく、上司の説明が悪いからなのです。


その代わり、じっくり質問に答えるようにすると、理解度は抜群に上昇します。

結果、プロジェクトやミッションの成功率は、向上することになります。

すぐ質問してくる、面倒くさい部下が多い上司は、ラッキーです。

真剣にあなたの考えを理解したがっているのです。


考えを引き出す質問。

それは決して、「YES」「NO」では答えられません。

そう言うオープンクエスチョンを心がけると、部下が育ちます。

あなたが、自分の説明力を棚に上げず、部下に、心を開いて質問すれば、
あなたの業績は格段に向上することでしょう。


「これについて、君はどう思う?」

「どの様に解釈したかを、話してみてくれないか?」

「どんな風に好きですか?」

「プロジェクトは、どの程度進捗していますか?」


さあ、これで、あなたもスーパービジネスマンです!


さて、今日のブログ、意味解りましたか?( こら!)



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