7.「知っている」という「錯覚」」(4) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

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7.「知っている」という「錯覚」」(4)

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ビジネスエッセイ

「知っている」という「錯覚」



なぜ、人は、

「知っている」ことを行動に移さないのでしょうか?

「思考停止の罠」とはなんでしょうか?

ちょっと考えてみると、以下の2点が「思考停止の罠」
であることがわかります。

 ■そんなことは、やろうと思えば、いつでもできる(緊急性の弛緩)
  
   →【先延ばし】  

 ■そんなことは、教えられなくても自分でできる (能動性の弛緩)    
  
   →【やる気の欠如】


だから、それ以上自分では考えない。思考停止が起きる。

思考は、「行動」につながる、とても重要なファクターです。
浅くしか考えないのなら、「実行」しないのは当たり前です。

「緊急性」がなければ、「いつか」でいいわけです。
「いつか」と結論を出せば、「考える」ことはストップします。

「自分でできる」と判断してしまえば、思考は止まります。
「特別の努力を必要としない」と考えてしまうわけですから、
「能動性」が欠如しいき、それは「やる気」の低下につながり
結果、実行にうつされることが少なくなってきます。

ちょっと角度を変えます。
  
東京に住みながら、私が東京ディズニーランドに行ったのは
開園してから、7年目くらいの時でした。
私の周りにもそういった人が、かなりいました。

これは・・・、

「すぐに行ける、いつでもいける」

という考えがあって、実行を先延ばしにさせていたのです。
行かなかった人に聞いてみれば、理由は、ほぼ同じです。

「近くになるんだから、いつでも行けるよ」と・・・。

こう考えると、

 ・身近なもの
 ・すぐに手に入るも
 ・すでに手に入れているもの、

これらの特性があることは、その人にとって、
「実行」の価値が低いという感覚を抱かせる
ということが、分ります。

                  つづく・・・

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