CF と B/S - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

西内 純
メープルFP相談室 代表
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年06月20日更新

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CF即ちキャッシュフロー表のことですが、日本語では資金繰り表。何となく難しそうに思われるかも知れませんが、年毎の収入と支出を費目別に纏めて、年間収支を出しながら将来にわたって家計がどのように推移するかシュミレーションする表です。

これを年表のように作ることにより、将来資金繰りがうまくできない時期を発見できたり、恒常的に赤字が発生するのを予見できる効果があります。


支出に関して大事な事は、自分と家族の希望するライフプラン(人生設計)に沿って、イベント毎に想定される臨時支出等を必ず織り込んでいくことです。今はデフレの世の中ですが、先々は分かりませんので、若干のインフレ率は想定しておいた方が良いでしょうし、消費税アップも現実のものとなりそうなので、織り込んでおきましょう。


収入は可処分所得を、もし贈与など想定できるものがあるなら織り込んでおきましょう。

そして、収入合計から支出合計を引いて年間収支を出します。


最後に貯蓄残高も表に加え、現在の運用利回りを変動率として、年間収支を貯蓄残高に反映させましょう。


キャッシュフロー表はあくまでも作成した時点での予測ですので、さまざまな状況の変化によって見直すことを心がけましょう。


次にB/Sです。これはバランスシート、日本語で貸借対照表、よけい専門用語で難しくなってしまいましたか? 


キャッシュフロー表だけでは家計の健全度を知るのが難しい場合があります。と言うのは自分の資産が預貯金・有価証券等の金融資産だけなら良いのですが、住宅ローンなどの大きな負債を抱えている場合にはキャッシュフロー表だけでは問題点が見えてきません。


例えば、頭金がほとんどなく、大きな借り入れでマイホームを手に入れた場合などは、少々預貯金があってもひょっとすると、負債の方が大きいかも知れません。一般的に新築マイホームを買うと、買ったとたんに価値が2割程度落ちてしまうというのはよく聞く話です。

キャッシュフロー表上は問題がなくても、不測の事態があってマイホームを売らなければならなくなったと仮定したら、全財産を処分しても借金が残るということも考えられます。


ですからキャッシュフロー表だけでなく、バランスシートも見ながら家計の健全性をチェックする必要があるのです。


以上でCFとB/Sの話はおわりですが、文章ばかりで分かりにくい場合は私のHPの『役立つフォーマット』というところをクリックしてくださいね。


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