- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
あっっという間に帰国日に。
最後は、2011年のバゲットグランプリを取ったお店に。
オ・ルヴァン・ダンタン Au levain d'Antan
6 rue des d'Abbesses
http://www.youtube.com/watch?v=COQ9UcF3YVY
えらく軽いバゲットです。90年代に戻ったような、なつかしい気分。
クロワッサンは軽めで柔らかくおいしいもの。
ブリオッシュはお店にちらっと新聞のコピーが貼ってあったのが目に止まり、急いでいたのでよく見る時間もなく、ともかく買ってみました。
甘みはなく、軽くなく、中しっとりで、通常とは違うタイプとして、とてもおいしいのです。これなら料理に合わせることもできそうです。
フィガロの「パリのおいしいブリオッシュランキング(11年5月)」で2位にはいったよう。ちなみに1位はルノートルのバスティーユ、3位はこの前とてもおいしかったパティスリー・デ・レーヴのブリオシュ・フイユテ。
「やっぱり、やっぱり、そうでしょ!」と言いたくなる気分です。
同率3位はラデュレとゴントラン・シェリエ。こちらは今パリで最もおいしいパン屋さんかも!と言われているお店です。(店主はイケメンらしく、私はぜひ行きたかったのに、時間切れ!)
さてさっきのパンを握りしめ、スーツケースを引きずって空港へ。
いつもは未練たらしくクロワッサンを食べるところですが、今回は空港内の「ミユーMiyou」へ。
Miyou
http://www.guy-martin.tv/
「グラン・ヴェフール」のギィ・マルタンシェフのサンドイッチショップです。
3種類の三角サンドで7.6ユーロ
トマト&モツァレラ&バジル
サーモン&ロケット
マンゴー&フォワ・グラ
どれもとてもよく合う組み合わせでした。パンは相変わらずフランスのパン・ド・ミですが、この場合日本のもののようにふんわりしっとりより、ある程度がしっとしているほうがたしかにまとまりがよさそうです。
最後の話題は、飛行機の窓から見えた黄色い絨毯。菜種油huile de corza用の菜種(あるいはもしかしたらマスタードかも)ではないかと思います。離陸後ずいぶんと長くこの光景が楽しめました。
フランスは偉大な農業国であることを再確認しながら、の終わりです。
特急旅行でしたが、でもとても楽しい1週間でした。これにて今回のパリ便りは終わりです。
またいずれ近いうちに機上の人となれますように!
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